このレビューはネタバレを含みます▼
読んでから、やっぱ手を出さなきゃ良かったと後悔した作品。
主要キャラ4人それぞれ不快な人達ばかり。
中でも主人公・美都は最悪です。
ここまで全員を嫌な人間として描かれると誰に気持を乗せて読めばいいのか戸惑うし、少々滅入ります。
美都の友人・香子は登場するとホッとできる素敵キャラだけど。
美都の不倫はまぁ、とにかく好きで仕方ない相手だからと何とか受け入れることはできても
不倫相手・有島の赤ちゃんへの言動にドン引きしました。
性格がどうの以前に、彼にのめり込み過ぎてもはや病んでる状態。
夫の涼太もだけど。
にしても、ここまで主人公をキチク女に設定しても
幅広く支持される作品として仕上げてるところが、
流石いくえみさんといったところでしょうか。
不倫は絶対悪で必ず天罰が下るわよ!的な内容も人気の理由かもしれません。
女子向けならヒーロー君が素敵でキュンとできたり切なかったりの
愛の詰まった漫画が一番!な私には合わなかったけど、でもやっぱり最後まで見届けたいと思わせる作品というか。
ここまでの展開で唯一の救いは、有島の妻子への愛は本物だと確信できることです。
愛してるのに不倫なんかするかよ!って思う人もいるかもだけど、少なくとも私はそう感じたので。