Life 線上の僕ら
」のレビュー

Life 線上の僕ら

常倉三矢

これは泣かされました。。。

ネタバレ
2017年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさかこんな展開になっているとは。。。
途中のエピソードはありがちなものだったりするんです。
なのに、ここまで感情移入できるのはなぜなんだろう?と思わせる作品でした。
考えてみたら、この一冊は、夕希と晃以外の人物の感情や思いは全く描写がないんです。
なので、本当に、二人の気持ちのまま現実が捉えられている。二人が生きた世界を二人が見えたまま感じたままにそれぞれ描かれている一冊なんですね。
何度読み返しても、心に響く作品です。
「夕希は人生のスペシャリストだな。」の晃のセリフも、二人が一緒になった後も、晃は夕希にどれだけ救われたんだろう、と思わせてくれました。
そして、最後、天国への白線をみつけた時の夕希の表情!!!
なんだかもう、一緒にワクワクするような、なんともいえない気持ちになり、泣いてしまいました。2人が出会えて、一緒に過ごせて本当に良かった。
二人の笑顔がしばらく頭を離れません。
ああ・・・・この後味がしばらく続きそうです。
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