このレビューはネタバレを含みます▼
昔は感動して今になって読み返したら拓也に育児押し付ける父親に冷たい近所に、拓也は実に手をあげたり、怒りました。😠
しかし、冷静に考えてみればこれは拓也を代弁としたシングルマザーの葛藤なのかもしれない。拓也は実が何故泣くのか分からない、遊びたい、何故自分だけ!? 周りが冷たいのは誰も助けてくれないという本質を突いているのでは?
実のブラコンも、拓也を失えば自分が死ぬから謝罪と愛嬌を振り撒く業を身に付けたのでは? そうしなければネグレクト(合ってるかな?)で母親に殺されてしまうかも知れないからね。 神社参拝で実は拓也を真似していますから。父親の真似ではなく。 と言う事で、この作品は実が拓也を母親として見る、言い換えればタイトルは「赤ちゃんと僕」ではなく、「赤ちゃんと私」になるかと思います。あくまでもこの歳で感じた自分なりの考え方ですが。 だとしたら羅川先生は当時読者のクレームを受けてまで最後まで描ききった精神力は凄いと思います。😩💦
改めて全巻揃えて読み返したい。そう思います。