風光る
」のレビュー

風光る

渡辺多恵子

僅か5年の物語

ネタバレ
2017年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1863年は個人的には感慨深い年と思ってます。色々動きがあった中で、新選組(壬生浪士組)も発足した年ですよね。
それから5年の物語。
風光るの世界観がとても好きです。
新選組だけを綺麗にきっちり切り取っている。
そして史実を絡めながらの展開は、まるで一隊士の目線で一緒に参加しているかのように思えるし、武士道を体感出来る。
武士道の表現は風光るが一番だと思ってます。何度涙したか。
全てのキャラクターも際立っているのでみんなが主人公レベルだなぁとも思ってます。最初から満遍なく読む必要ありますよね。カッシーも最高でした。
二人の恋の展開も士道に生きる者達だからこそのこじらせ方。
最後まで見届けたいです。
(これだけ結びつきの深い新選組のみんなだから、できれば、輪廻で、いつかどこかで再会している、再会する、なんて希望を持っていたいな)
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