Life 線上の僕ら
」のレビュー

Life 線上の僕ら

常倉三矢

一冊でどれだけ泣かせてくるんだ

ネタバレ
2017年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編最後のシーン。キラキラ笑顔の高校生に戻って天国へと続く白線を走り昇るゆうき。天国デートスポット特集(笑)を読みながら13年もゆうきを待っていたあきら。セリフはありませんが天国の白線上で、出会った頃のままの二人がお互いの名前を叫びながら、走り寄り抱き合い笑いながらギューッてして転がっている姿がだんだんうすくなって、次第に大空の飛行機雲と化していくところがもう。温かい優しい涙ですが、泣きすぎて目がハレました。BLであってBLでないような、一冊にこれでもかというばかりの深い内容が詰まってます。あるところで作者さんが「実は…先に恋に落ちたのは西くんです」とおっしゃっているのを拝見して何度も何度も読み返しました。ホントに買って良かったです。未読の方には是非読んで頂きたい。
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