偽りの花嫁と真実の恋
」のレビュー

偽りの花嫁と真実の恋

月東湊/森原八鹿

納得の高評価!

2017年5月27日
直接表現じゃなくて、確かな知識と文章力で感応を誘ってくる…!最初から最後まで小説として読ませてくれる本に久々に当たりました~ヽ(´∀`)ノ
幼い二人が育んできた絆の強さ、国の存亡をかけた謎解き、上に立つものとしての責任・葛藤・決断…。
物語に深みを出すポイントを要所要所で手を抜かずきちんと描いており、いざという時の見せ場がきちんと生きていました。
…まぁ、攻が途中、自分の庭で若干チャラつきますが「好きな子が周りをウロチョロしてるんだから、どんな聖人君子でもな!」と許容範囲です。

また、私の悪い癖ですが、いいBL小説作品に出会うとHシーンの代わりにもっと別のストーリー読みたいと思ってしまうこと(笑)
良い作品・世界観だからこそ、もっとそれを堪能させてほしいと思ってしまうためなのですが、本作もそれくらい読ませる力のある小説でした。
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