龍狼伝 中原繚乱編
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龍狼伝 中原繚乱編

山原義人

空想三國志

2017年5月30日
前作の途中まではリアルタイムで連載誌を読んでいたので久しぶりに続きから読んだらトンデモ展開になっていてビックリ。
非常に長期連載なので初期からずっと追いかけている筋金入りファンならともかく、この作品から入った人は「これが三國志か!?」と絶句してしまうでしょう。
前作は最初に完全なIF設定としてファンタジー描写を収めているので、三國志世界でのファンタジー物と理解できるのですが、このシリーズは最初から「その辺り」を織り込み済みで話を進めるので混乱してしまいがちかと。

ところで、「諸葛亮孔明」はなぜ、どの作品でも「諸葛孔明」呼ばわりなのだろう?
三国時代の名前は性と名と字名の3種組なので、「諸葛孔明」と呼ぶなら「劉備玄徳」は「劉玄徳」となるのだが、そのように字名の使い方まで徹底している作品を見たことがないのだが、誰が日本で最初に間違いを広めたのやら?
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