このレビューはネタバレを含みます▼
最終巻が出るのを待って一気に読みました!
登場人物がたくさん出て来ますが、どれも魅力的で別れの時には読んだ後に引きずるほど感情移入してしまいました。
亜姫と薄星にはやっぱり生きて結ばれてほしかったです…。一番悲しいのは女王になってからの亜姫の姿です。それまではたくさんの理解者や協力者に囲まれ戦を進めますが、どれも異国の仲間たちなんですね。皮肉にも戦った相手は自分が王になる亜国なので、その過程を協力してくれていた者たちは王になったら誰一人そばには残っていない。
だからこそ、薄星には亜姫のそばにいてほしかったなと思いました。
あと子を持つ親としては、土妃とその王子の最期がとても悲しかったです。土妃が王子の持つ繊細な素質を伸ばせていたら…と思ってしまいました。