このレビューはネタバレを含みます▼
サエコさんのキャラで好き嫌いがはっきり分かれると思う。爽太君の恋は終始アーティスティックで、恋愛云々よりサエコさんは芸術家とってのミューズのような存在に近いのかな。あとがきの作者さんが印象に残ったのがとあるフランス映画だった、とあり妙に納得。2巻のサエコさんの「欠けてるものなんて何もないよ」のセリフは、自分がこんな事言われたら惚れてしまうわと思った。ポジティブな恋愛論が自分は好きで、色々考えさせられるセリフが多くてとても面白かった。また、チョコの味や食感の表現も多彩で読んでるだけで美味しそう。ほろ苦いショコラみたいな味のある作品だと思う。