かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。
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かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。

衣丘わこ/友麻碧/Laruha

小説を知らなくてもOK

2017年6月29日
異種婚姻のお話。小説のコミカライズです。元々、小説を読んでいてこちらも気になったので購入しました。結果的には大満足です。まず絵がとても丁寧できれい。原作にお料理のお話がよく出てくる(主人公ちゃんがお料理上手)ので、コミカライズ版でも飯テロ率が高いです。お腹が空いている時に読むのはおすすめしません(笑)恋愛に関してはゆっくり進行というかずっと険悪な雰囲気ではないのだけどラブラブでもないので、じれったく思う方もいるかもしれません。主に料理の話とお宿(を取り巻く妖怪たち)の話。大旦那さまのさりげない優しさとか周りの妖怪のフォローとか、そういうささやかな要素にキュンとくる感じです。主人公は逆境にめげないタイプで、祖父の借金を働いて返そうとがんばります。過去の境遇からお腹が空いている妖怪は放っておけない、なんだかんだ手を差し伸べてしまうやさしい子なのですごく可愛くて好感が持てます。
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