愛はね、
」のレビュー

愛はね、

樋口美沙緒/小椋ムク

1作目。2冊読んで深みがわかる!

2017年7月4日
(小説、おまけ付)

パブリックスクール、愛の~ムシシリーズがすごく好きで作者さん買い。
タイプはだいぶ違いましたが、こちらも良かったです。
可哀想なくらいのいじましい健気主人公&強いスパダリ、というところは作者さんらしいなぁと思いました。

<愛はね、→ぼうやもっと鏡みて>
ぜひ2冊読んで欲しい!
本作は主人公視点、次作は相手視点の話で、それぞれの心の成長の話でもありました。
2冊読み終わって、なぜ別々のストーリーにしたのか理由がわかった気がする。
そして、この話の深さと読み応えを感じました。

これ1冊でも余韻に味わいのあるエンドですが、2人の関係のエンドは次作で読み手の満足度も高いです!

読み進めていると、成長のない主人公に馬鹿じゃないの?とイラっとし、そのうち相手の傲慢と煮え切らない態度に、元凶はお前じゃないか?と腹が立ち、次作途中まで、もう~まったくなにやってんだよー、
と内心ヤキモキさせられましたが、、、
はぁ~。ほっとするエンドで良かった。。
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