特攻の島
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特攻の島

佐藤秀峰

戦時の愚策

2017年7月28日
特攻機よりも質の悪いこの兵器は敵艦を撃つことはおろか、その制御さえもままならなかったという。こんなバカげた兵器を平然と前線に送り出し、戦勝をあげられるわけなど無い。冷静に考えればわかる事だが、当時の日本はその冷静さを欠いくほど苦境にあり、その犠牲となった尊い命がいかに光輝いていたいたのかを教えてくれる作品。現代の若者にはこれを読んで、いかに自分達が恵まれた世の中にいるのかを実感してほしい。
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