偽りの花嫁と真実の恋
」のレビュー

偽りの花嫁と真実の恋

月東湊/森原八鹿

当り!読み応えのあるストーリー。

2017年8月9日
(小説)

昔の仮想中国のような国が舞台。
政治や皇室内の問題など、1冊とは思えないほどしっかりしたストーリーとテーマを背景にコンパクトにまとまっています。

初めて読む作者さんで高評価につられましたが、正解!
文章も好ましくて、最初から最後まで楽しく読めました。

読んでいると、主人公が女装美人だとしてももう少し凛々しい青年のイメージだったので、挿絵だと可愛らしい女の子にしか見えなかったのが少し残念。
(もっと中性的な美人に描いて欲しかった)
瑛が好青年でかっこいい。
登場人物みなまっすぐな好人物なので、読んでいて気持ち良いです。
2-3冊かけて書かれたらもっと肉付きあるどっしりとした読み応えになりそうなお話でした。

最後に宣伝的なほかの作品の試し読みも収録。
これ入れるくらいなら、後日談、数年後のおまけの話が欲しかった!
と思いましたが、読んでみたら面白そう。
まんまと宣伝につられていつか買いそうな気がする(笑)。
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