このレビューはネタバレを含みます▼
8年前に去った方の目線で書かれているので自ずと同じ目線で物語を読み進めていたら、色々有るにしてもなんちゅう酷い去り方をしてんだと…其れは酷すぎ…と。
マネークリップのくだりと和目線での8年間、やっと会えるとなったときの和の想い…それが解ったときの切ないこと!
ただ待つだけの儚げな青年でなく、強くて芯がある和が凄く良かった。8年前ホテルで叫びたかっただろうセリフを海で叫んだシーンにはもっと言うたれってカンジですっかり和目線(笑)この先の2人を予兆する愛しい雰囲気でした。もっとその後の2人も読みたかったー。幸せな読後感に浸れますよ。