このレビューはネタバレを含みます▼
マッチ売り~やぎさん郵便はセットで購入し、4巻一気に読みました。足掛け10年のこの作品を一気に読めたのはラッキーでした。マッチ売りを当時読んでしまっていたら、10年間も待つのは辛い。早く次が読みたい!読み出したら止まりませんでした。
恋文が発端で、4人がそれぞれ微妙に絡み合い最終的には2CPでめでたく纏まりますが、澤と有原が良かったです。時代背景もあり、有原の和装も良かった。廣瀬が好きだったのに、最初は嫌いだった澤に心が惹かれていく有原と、花城が好きだったのに有原の事が大切になっていく澤の、2人の距離が徐々に近づく感じが良いです。
廣瀬と有原がいつ遭うのかとドキドキさせられましたが、その後のエピソードにも2ショット場面は無いので、見たかった気持ちが残りました。きっと善き友として描かれるのだろうとは思いますが。
他の3人に比べて特化した過去も無い廣瀬が、花城を何の迷いもなく好きになっていったのは、恋に免疫が無かったからなのかと…。彼が恋文を自分宛だと少しも考えなかったおかげで話が進むので、心情的に有原寄りで私は読んでしまいました。
読むのを迷われている方がいたら、是非読んで欲しい作品です。