おやすみなさい、また明日
」のレビュー

おやすみなさい、また明日

凪良ゆう

色んな意味の涙が溢れ出ました

ネタバレ
2017年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ どうしようもない現実と 起こりっこない状況が 至極自然に重なり合い、気付けば読み終えていました。…これは間違いなく「小説」だ。幾度となくBLの作品を読んで来て、一種の違和感でさえもあった「その場限り感」。最後のSSを読む事で、一瞬にして解消されました。つぐみと朔太郎さんを通して、諦められない想いや自己では変えられない現実の無情さを知ります。だからこそ、人を慈しむ。という事も知りました。この2人の人生を見守れて幸せです。作中の「朔太郎さんのこと」のくだり。今後何度も読み返すだろう個人的愛情部分です!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!