ヒメゴト~十九歳の制服~
」のレビュー

ヒメゴト~十九歳の制服~

峰浪りょう

途中がぐちゃぐちゃ。

ネタバレ
2017年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう3人の本心が全然分からなくて、包容力、気遣い、好きだからとか支配欲、エゴと色々あるのかもしれないけど、一貫性がない感情が逆にリアルなのかなと思った。そこが物語として読みにくかった。
未果子の崩れて行く様をもっと強烈に描くとか、カイトの理解されにくい複雑な性癖をもっと分かりやすく描いて欲しかった。他人に鈍感で自分は繊細、性欲は止められない由樹はよく理解できた。一番ズルイね。カイトを好きなのに自分から告れもしない、性欲に流されて未果子の気持ちを弄んでるのにも気付かない、結局自分が一番大事な人。由樹の好きはやりたいだけなんじゃないの?と思う。カイトと一緒にいる意味を、女友達と言って特別扱いを利用するなら、もっと相手を好きなことに自信持てよって思う。でもそういう自分のエゴで相手を縛っていたい気持ちは3人とも同じで、結局思いやりも裏目に出たり、それぞれの感情の波が激しく入れ替わる忙しい作品だった。最後はそこそこ綺麗にまとまってるけど、風俗を自分でやりたいことだから認めるみたいな友達の発言は、発信してはいけない気がする。
そういうつもりで書いていないかもしれないけど、風俗=否定はしなくても、肯定は良くないと思いますよ。援交は犯罪で風俗は何だろうか、来る客はもはや同じ感情で来るのでは?
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