フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
4
いいねGET
6
いいね
3
レビュー
今月(5月1日~5月31日)
レビュー数0件
いいねGET0件
シーモア島


投稿レビュー
-
-
-
「さびしすぎて」がミソ2016年10月2日著者は未だ自分自身の模索中なんだなと思う。親に愛されたいんだろうけど、それが誰にも言えてないし、伝わってこなかった。認めたくないか、まだ気付いていないのか。死にたい→何くそ生きてやる!と思えたことがミラクルを起こし、今こうして読者を獲得している。親に愛されないで無償の愛や居場所を職場に求め挫折。失態で唯一の居場所を失い死にたい、いや死ぬ前にもうひとがんばり。更に普通の生活を取り戻そうという努力をし、バイトの面接に行きそこで気付きを得てようやく一番やりたいことに向かって歩き出せるようになる。読んでいて気持ちよかった。
ただレポではない。緊張や葛藤で何もできない感じない受け身しか描かれていない。それがタイトルの「さびしすぎて」に現れているが、エロ描写を期待してる人には向かない。高いだけあって赤裸々な内容ではあるが、それはエロでもレズでもなく、鬱のモヤモヤを具現化してくれる作品ということ。著者が性欲を悪として捉えてきたが故に、自身のレズ感も一般的な風俗感も作中では読み取れない。今後、行き着く先がお母さんに愛されたかったなのか、性●帯を見つけて快感を覚えていくのか、自身でもきっと分かっていなくて、未熟なところが逆に次回作を期待させる葛藤のある作品。