紅霞後宮物語
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紅霞後宮物語

雪村花菜/桐矢隆

ライトノベルと侮るなかれ

2017年12月2日
見事です。この作者さまは、古代中国から戦国時代、豪華絢爛な漢王朝を勉強なさったんだろうなぁ。ライトノベルに使いやすいように、アレンジはされてるでしょうし。矛盾なく丁寧に描かれています。ホントに面白いです。ただ、主人公のふたりが進展なさすぎて間延びした感はあります。ふたりを通して国家を描きたいのかな……でもぶっちゃけ途中で飽きて、読まなくなっては、最初の巻を読みたくなって、そのままの勢いが続いたら、最新のを買って読む感じ。自分でノリに乗らせないと間延びしてるのでツラい。徐行運転すぎてキツい。
【追記】ようやく進んだかと思ったら、小玉の子どもが流れて、たいして日もたってないのに、また他の女を後宮に入れて妊娠させてるので、なんか冷めました。どこまで下に見られた皇帝なのかと。そして、それでも断れよと。金母の事件で幕引きが長さとしてちょうど良かったなと。途中離脱で正解。もういいや。
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