酷くしないで
」のレビュー

酷くしないで

ねこ田米蔵

イケメン真矢と純朴眠傘

ネタバレ
2017年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現在第七巻まで読了。
よくある弱味を握られて体の関係を強要されて…という始まりだけど、巻が進むに連れてラブラブ振りは加速。
真矢のネムに対する執着と、ネムが初めて接する恋という感情の自覚にはグッときます。
ただ何故真矢がネムを好きになったのか、そこがまだよく分からないまま読み進めたが、第七巻で分かる。元々真矢はネムみたいな子がタイプだったようだ。
それから彰・十太兄弟の立ち位置、特に十太の腹黒さはどうも戴けなくて…。今後の展開で彼に変化が起こるのかどうか。
第四巻から二人の大学生活が始まり、それぞれの新しい出会いがあるわけですが、ネムの新しい友達・沖野くんはあまりに真っ直ぐ過ぎてちょっと心配。その沖野くんに紹介された彼氏・九谷との関係も気になるところだったが、沖野くんのあまりの面食い振りと現金さ、九谷の一見素朴なようで実は手慣れていそうな感じは正直好きではなかった。
そして何と言っても真矢が出会うルカ。もう怪しさ満載なんですが、特にこの人たらしなところが逆に危険度MAX、そんなに簡単に懐いて大丈夫?真矢!
真矢とネムの関係が壊れることはないだろうけれど、ルカが今後どのような立ち位置になるのかがかなり心配。
逆に縞川の方はもっとゲスな奴かと思っていたら意外と分かりやすくて安心。
これまで真矢の一方的なネムに対する独占欲や束縛欲が描かれていたわけだけど、第五巻になって初めてネムの嫉妬や焦りが出てきます。そんなネムに対する真矢がもう…。ペアリングを着けないことの幸せもあるのね…。
第六巻以降、真矢がどんどんスパダリになっていってドキドキ。ネムも頑張らないと、本当に『あぐらをかいてる』状態になりそう。
新刊を楽しみに待ちます。
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