ロッタレイン
」のレビュー

ロッタレイン

松本剛

題材の割には意外と

2018年1月13日
会社で事故を起こし、離婚した父がいる長岡に行く話。
父には奥さん、中1の娘、小学生の息子がいる。
そこで葛藤がある、っていうのが導入部。
全体的に雰囲気は暗く高揚させられることはない。
むしろ、鬱漫画といった類だが、読んでて1番思ったのは怖いということ。
ホラーとは違った心理面、欲求といった怖さ。
私には主人公と同じ気持ちにはなれない、怖さが勝るので。
しかし、ありかもとまで思わせる描写はなかなか。
ストーリー自体はシンプルなものだけれど、人の欲求、それに準じた残酷さ、社会で生きるということ。
たまに出る台詞や行動にその深さ、怖さ、漫画なのに行間読めって感じの作品でした。
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