ファインダーの虜囚 ~ファインダーの標的シリーズ(4)
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ファインダーの虜囚 ~ファインダーの標的シリーズ(4)

やまねあやの

シリーズ4巻 香港舞台 それぞれの想いが…

ネタバレ
2018年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ネイキッド・トゥルース〈香港編〉は麻見と秋仁が離れ離れの巻。寂しい〜!

負傷した麻見の目の前で飛龍によって香港に連れ去られた秋仁。飛龍から陵 辱を受ける日々。いやだぁ、この展開つらい。でも1巻のSMシーン同様に秋仁が肝を据えてるから不快感や悲壮感はそんなにない。逆境で己を失わないとこって秋仁の魅力よね。可愛い陶とクールビューティ葉の存在が癒しだわ。この巻は麻見×秋仁×飛龍の心理描写が多くグッとくる。

麻見に執着していた飛龍が秋仁の正直で優しいところに心を開いていき、側に置きたいとまで言い出す。秋仁の涙で絆されちゃったのは飛龍の方だったとは。

負傷した麻見を想い涙した秋仁の姿を麻見に見せてあげたい。麻見は秋仁の事になると冷静で居られず焦りや油断を見せるからまだ安心して見られるけど、そんなん秋仁は知らないもんね〜。香港に立つ前の麻見のモノローグが良かった。秋仁の芯が強く生意気な目に惚れていたのね( *´艸`)

秋仁はどうしてこんな大物ボスばかり虜にしちゃうのかしら。冷徹なボス達は実直さや人情味に弱いのかな。

底無しの富を生むカジノ権利書を便乗狙いするロシアンマフィアまで登場するし、ミハイルめっ。秋仁救出の為に飛龍のド派手な豪華カジノ船に乗り込んだのに、またしても麻見とあと一歩のところで秋仁はミハイルに攫われてしまい…次巻へ。ひぃー!次巻は長かったネイキッド・トゥルースもいよいよ完結編です。

最後の短編「勤労カメラマン高羽秋仁〜」は、シリアス本編のサービスですかねぇ。なんかエロ可愛い二人を見る事が出来た。きっとアレ麻見の本心よね〜( *´艸`)それにしてもお抱え運転手さんが気の毒だわ。麻見が秋仁を担いで車を降りる程(笑)あんなこんなをしたのね。運転手さんに是非とも臨時手当てを、なんて思ってしまいました。
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