このレビューはネタバレを含みます▼
「子供のために」と再婚を望む方は少なくないと思います。しかし、踏み出す前によく考えるべきです。自分が「実の親」ならば、継親子の間に立って支えるべきで、果たしてそれを自分ができるかどうか、『受け身体になれる覚悟があるか』。亮太の父は残念ながらそれが解っていなかったですよね。
矛盾するようですが、『大人』も『人間』です。
『心に傷があるから』といって、指摘するべき事も、されて嫌な事も遠慮する必要はなかったはずです。
自分の感情をお互い(主人公と亮太)に素直に出せていれば、きっと、悪い展開にならなかったでしょう。