おじさんは忘れモノのなか。
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おじさんは忘れモノのなか。

北別府ニカ

語りの流れが好き

2018年3月27日
表題作はタイトルにも惹かれたのですが、導入から続く主人公の心情の語りがとても好きです。どことなく切なさを感じる流れがあって、ほんのり痛みを伴うような気持ちに。おじさんとの交流はふんわりとした穏やかさがあって素敵でした。もう一編は今カレと元カレとその息子が絡む物語。やっぱりどこかほろ苦いような切なさを感じました。でも読後はすっきりとした心地良さが残ります。
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