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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 六三四の剣

    村上もとか

    作者も登場人物も若い
    2020年12月10日
    龍、仁と来て、この作品にたどり着いた。若い頃の作品ゆえ、絵が洗練されていない。が、名作であるその二作の真髄が宿っている。志を高く持つ尊さがそれであろう。先の二作は志を極めた先にある孤独と寂寥が描かれている。本作はまだ怖いものを知らない青年の美しい物語だ。
    前二作でも感心したが、女の描き方が素晴らしい。個性が際立ち生き生きしている。だから主人公の英雄描写に読む者は共感して引き込まれる。作者は決して女を不幸にしない。そこもまたいい。剣道の激闘シーンには疲れるが、少女たちの爽やかなエロチシズムは救いだった。
    宮沢賢治の詩を挿入したのは本作を月のように輝かせている。
    美しい。とにかく美しい。
  • JIN―仁―

    村上もとか

    永遠の名作
    2020年6月12日
    私の生涯の愛読書。
    ユーゴーのレミゼラブル、トルストイの戦争と平和、ショーロホフの静かなドン、スタインベックの怒りの葡萄、島崎藤村の夜明け前、あとチェーホフ、モーパッサン。
    龍と仁はそこに加わった。
  • 連ちゃんパパ【合冊版】

    ありま猛

    堕ちて、また堕ちて
    2020年5月18日
    人間の業を描いてる。弱さと哀しみ。滑稽だけれど、辛くなる。残酷にここまで追い込むのか。絵が優しいだけに落差が切ない。
  • ドンケツ第2章

    たーし

    漢の物語
    2020年4月29日
    前章は興奮した。任侠は漢のドラマ。己が信念を、義理やら人情に迷わず、どこまで貫けるか。
    なんだけど、ロケマサは単純、難しいことを考える頭はなく、あるのはただ腕力のみ。馬鹿とハサミは使いようと言うけれど、使いこなせないほど、ただただ強い。
    そこがいい。ロケマサが行く所、ペンペン草も生えない。じめついてない。