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レビュー

今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 能美先輩の弁明

    大麦こあら

    哲学書に興味を持っちまった(そっち?)
    ネタバレ
    2025年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初レビューを書かせていただきますドキドキ。
    このレビューを書いている時点では本編2周目になります。
    拙いですが素敵な作品を描いてくださった大麦先生への感謝と、このレビューで少しでも多くの誰かの背中を押して、この読後感を味わっていただきたいなという思いから書かせていただきます!

    恐れ多くも私、「2歳差の年下攻め」が大好物でございまして…。
    学生特有の「ほんの一瞬すれ違う刹那の邂逅」「希薄な関係性からの大逆転」「自分に適うはずがないと思っているけれど脅威に感じていた後輩からの下剋上」この3要素の絶妙な匙加減から生まれる唯一無二の物語があると思っているんです!!特に同じ部活同じポジションだと旨みが増します!!同志いますよね?!

    今回は同じ哲学科に所属しつつも、専攻する分野(この場合は哲学者が違うと思想そのものが違うのかな?)が異なる先輩後輩のお話です。
    生まれや考え方や性志向もほぼ真反対の2人が、「わからないこと」をふたりでずっと対話していく関係性に、めちゃめちゃ萌えてしまいました〜〜〜。
    そして作中に出てくる「魂の片割れ」と同意の「オレンジの片割れ」、人間は元はオレンジで、半分になってしまった片割れをずっと探しているという表現だけ以前から知っていて、なるほどこれは哲学の話だったのだと合点がいきました。
    2人揃ってやっとひとつになれる、ひとつになりたいと思うことが愛。切り分けられたオレンジは、片割れとしかピタッとくっつくことはない、運命の人。哲学の美しい題を通じて2人が実らせた形に涙が止まりませんでした。

    こんなことを書いていますが、哲学のむつかしい話はありません笑
    ただの純愛です。物語の始まりが破天荒に見えるだけの純愛です。うん。話を追って行くと、丹くんはもとより能美先輩も、互いを魂の片割れと感じて行く過程がわかり、2周目が読みたくなります。私はこれから3周目に行ってきます。
    作画も綺麗で没入できる作品なので、気になる方にはぜひ読んでいただきたいです!

    これはマジで蛇足なんですけど、番外編で西洋風和風イケメンとそれぞれ評された2人が、朝食バイキングで逆のチョイスしてるのも癖に刺さりまくりましたね〜〜〜ありがとうございました!!!!!!!!!!!(クソデカ感謝)