フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
8
いいねGET
6
いいね
22
レビュー
今月(5月1日~5月31日)
レビュー数0件
いいねGET0件
シーモア島


投稿レビュー
-
-
-
-
定期的に読んでます2022年6月15日40歳。戦争へ行った祖父に当時の話を聞いたり、実家の周りでも散弾銃が打ち込まれたよ、みたいな話は聞いたことがあっても、幼い自分にはあまり想像できず。
むしろ怖がって避けていた。
そんな私も、自分自身も母となり、
人の「幸せ」を残す仕事に就いて長い。
この話も然り、いわゆる「戦争もの」と言われる漫画、映画をたびたび観るようになった。
何が目的でというと、よく分からないのだが、
ただひたすら登場人物に感情移入して涙することもあり、
描かれぬその両親の思いを想像してたまらない気持ちになったり、そのときそのときで色々だ。
月並みだが、我が子への愛おしさが増したり、今の平和な「私が生きる狭い世界」に感謝することもあれば、今も目を逸らしている現実があると常に強く感じる。
正直に申し上げて、気持ちの良い話ではないので、読み切れない人もいるのではないかと思う。
私も、やっぱり読後感は落ち込んでしまうし、どうしたって楽しい気持ちにはなれない。
でも、作者様の素晴らしい表現力でこの話を残してくれたことは、どう考えても称賛に値するし、
フィクションであっても、漫画という形で、この話に出会えて良かったと思う。
映画や動画のように目の前を流れていくではなく、
自分のペースでページをめくる、
時に大げさかもしれないドラマチックなビジュアルで、目に焼きつける、
そういう漫画の性質がとてもマッチしていると思う。
全ての人物の声が自分に流れ込んでくるのを感じる。いいね
0件 -
-
-
何度も読み返してます2022年2月24日BLなので、BLたる展開はあるのですが、
それよりも誰しもの傍らにあって、普段触れるようで触れられない「死ぬこと」について考えさせられるお話でした。
登場人物はほぼ2人だけなので、とても狭い世界、ほぼ心の動きのみで繰り広げられています。2人のどちらの感情の波も自然で、とても身近に思えました。
それだけに、登場人物の死生観に引っ張られそうになるというか、
2人の本気度合いに相まって、私自身までも本気で死について考え込んでしまいました。
重いテーマではありますが、暗い気持ちにはなりません。
そのあたりに、お話の展開の巧みさを感じます。
正直、絵はあまり好みではないのですが、(すみません)
それを超えるストーリーの秀逸さがあると思います。
私はとても好きなので、また読み返すと思います。
リバがあるので、NGな人はその点をご注意を。 -