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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ

    高山真

    映画『エゴイスト』原作者による恋愛相談。
    2023年3月13日
    この手の恋愛相談って辛辣にぶったぎる系が多いと思うんですけど、本書は相談者や読者女性達の立場に寄り添った恋愛相談で、愛があります😊 自己中な相談者には手厳しいことを言うこともあるけれど、全否定は決してしないのです。時には相談者を悩ます男性の身勝手さや女性差別に、女性達を代弁して怒ってくれたりも。しばしば『エゴイスト』の龍太のモデルになった彼氏さんの話も出ますし、あとがきは『エゴイスト』執筆裏話なので、映画のファンも是非お読みくださいませ~❤
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  • スモークブルーの雨のち晴れ

    波真田かもめ

    2巻が刺さりました。
    2023年2月28日
    1巻からしてとても好きなのですが、2巻は読んだときに言葉では表し難い思いがうわっと溢れました。これが萌え……泣いてるのは私……?😩昔はライバルだったけど、今は支え愛・慰め愛な関係性の久慈と吾妻。二人ともお互いの事情や胸の裡を相手に素直に打ち明ける事はないけど(二人の過去や思いは作者と読者のみぞ知るなところがまたイイ!)、何となく相手が参っているのを察して助けの手を差し伸べるっていうか、相手を甘えさせるって感じの関係性がいいです。まだ続刊が出そうなので、レビューには続刊のために余白を残しておかなきゃ💦
  • 月虹のガラン【描き下ろし漫画付き電子限定版】

    ハジ

    続きを……どうか、続きを……。
    ネタバレ
    2023年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これはタイトルにミスリードされて『ど○ろ』みたいに主人公の名前を間違えて覚えてしまうやつ……! それはさておき。鬼とか陰陽師とかが出てくる話です。主人公の丙(ひのえ)さんは、天岩戸伝説でいうところのアメノウズメ的な役割で、荒ぶる御霊を鎮めることを生業にしています。服装がだいぶハレンチなのも宜なるかな。むしろ褌を着けているぶんだけ慎ましいような気がしますが、よく見たらそれ、褌ではなく市販の、前のホールド力に全フリしているタイプのSUGOI SHITAGIでした。あ、なんだ。やっぱりハレンチだった。そんな無自覚スケベな丙さんが鏡の精霊のガランとなんか色々ある。以上!みたいな。ハジ先生の作品全般に言える事なんですが、魅力的なキャラクター、住み着きたくなる世界観、キャラ達の愉快なわちゃわちゃを描いておきながら! 俺達の冒険はこれからだ――みたいな所でサクッと終わるんですよねー。お願いですから続きを……続きを描いてください!!! でも、こんなにいくつもの作品が思いの外早く終了してしまうのが続くと、もしかしてこれってハジ先生の芸風なのか? という気もしなくもなく。もう、ハジワールドを永遠に楽しみたかったら二次創作でもするしかないのだろうか。てか、もう既に既刊のキャラクターを勢揃いさせたら結構な人数になるので、ハジワールド版ス○ッシュブ○ザーズとマ○オ○ートとかを作ってみんなでプレイして、○○男子とかで二次創作するタイプの腐女子を沼に突き落として二次創作しまくるしかないのかと。そしたら続刊も出るかしら……。そんな妄想をしつつ、今回も単刊で終わりか~と、途方に暮れました😢あと、アクマキがとってもキュートでした!
  • ENNEAD【タテヨミ】

    MOJITO

    なかなかすごい。
    2022年12月17日
    オープニングの神話描写で古のトラウマアニメ『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』を思いだしたりなど🙄 うっすらと不気味な影絵スタイルの神話語りは個人的性癖に刺さります(好)。これを書いてる現在は期間限定30話無料ですが、通常の試し読みでは神話と戦闘シーンが少ししか拝めませんので、ちょっとどんな話なのかよくわかりませんでした。が、その先を読んだらとどんどん次が読みたくなりました💦30話は急にBLの本領を発揮してくるし、引きが強くて続きがめちゃ気になるー。BLなので男性キャラ達の美に注目すべきなのかもしれませんが、それもいいけど私はハリウッドのSF映画みたいなセクシーボンバーな見た目でしかも性格の悪い女神様たちがツボでかなり好きですw
  • アイ、セイ【単行本版】

    朝田ねむい

    愛と性(さが)の話。
    ネタバレ
    2022年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 嗜虐癖を愛情で乗り越えてハッピーエンドの『ディーン』の次に、嗜虐癖丸出しの描写しかなくそれこそが性癖だと作者が開き直った『クラスメイト』がハピエンの余韻を木端微塵に破壊してくるという、恐ろしい構成の短編集です🙄ごめんなさい、こんなときどんな顔したらいいのか、わからないの……笑えば、いいと思うよ…………😩しかし、『クラスメイト』並みの暴力描写でも、文脈次第では平気で読めてしまうものなんですよね。たとえば『スリーピングデッド 下』の例のあのシーンとかみたいに。なんなら文脈をヤバい性癖シーンを楽しむための言い訳にしていることもあるかもです。そんな人の性(さが)に、それって欺瞞だよな?と嘲笑を向けてくるかのような前半二作でした。抉り込んでくるなぁ~。『ハレの日』は素朴にいい話だなと。『アイ、セイ』は個人的には称賛され過ぎなのではと思いました。BLの世界ではこういうのこそ褒めそやされるものですけど、朝田先生の作品には他にもっといい物がいくつもあると思います。
  • スリーピングデッド【分冊版】

    朝田ねむい

    ふえぇ……そう来たかぁーー!
    ネタバレ
    2022年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第1話の世にも奇妙な物語っぷりからラブロマンス方向へと連れて行かれるとは思わなかったです。後半は毎回がご褒美回でまあ、こんなに見せてもらっていいんですか!? 神よ……!! と天を仰ぎ拝んでしまいましたが、やっぱり、何人もの人達を殺めておいて、しかも全人類巻き込むような事まで企てておいて、そして二人は末長く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし~とはならなかったですね(;´A`)

    でも、そんな厳しいラストだからこそとっても好きな作品です。完全に逃げ道を塞いだからこそ輝いた、儚い恋だったなぁーと。読み終わってから立ち直るまでに数日かかりましたけどw

    最終回は緩急のつけ方が天才的で、めちゃめちゃ情緒を掻き乱されました! 眠りにつこうとする佐田にかけた間宮の言葉に涙腺決壊。BL史上に残りそうな名シーンでした!!

    ラスト10ページが本当に辛くて……でも最後の一コマがほんとすご……すご……すごいとか私の語彙力足りなさすぎて死……。
  • スリーピングデッド

    朝田ねむい

    本格的ゾンビBL。(下巻も読みましたぞ!)
    ネタバレ
    2021年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ゾンビものといえば、迫りくるゾンビの集団に追い詰められる系を、たいていの人は想像するのではないかと思いますが、この作品は当のゾンビが本格的に日常を営み始めるゾンビものです。なにそれ見たことも聞いたこともないっ! 発想が斜め上で驚きます。

    最初はたいへんそうですが、なんだかんだ楽しそうに、早めのリタイア生活を送るゾンビでしたー。


    というのが、上巻までの感想で……。

    ***

    下巻ぶんの感想ーー!! 単話売りだった頃に書き込んだので、単行本が出て単話が取り下げられると共に消えました。また一から書き直しかぁ……とほほ🤪

    ***

    もう凄いとしか言い様のない物語・漫画でした。感情をめちゃめちゃ揺さぶられ、かき回されました。

    実は高校時代からずっと佐田に惹かれていた間宮。過去の間宮のことはさっぱり覚えていないものの、間宮にめちゃめちゃ好かれていることに徐々に気付いていく佐田。

    それぞれに痛みや淋しさや哀しさを抱えている二人が共に暮らし、罪を重ね、惹かれ合っていきます。

    ワガママで人の気持ちがわからないなりに一生懸命佐田を守り愛していこうとする間宮。顰めっ面とよそ行きの仮面を脱ぎ捨てて少年のように無邪気に笑い、間宮の愛に応える佐田。お互いに相手を気遣いあい、二人だけの愛を模索し形作ろうとしてゆくさまがいじらしくて良かったです。

    でも、彼らが着実に重ねていく悪事は、どんな理由があろうとも許されるようなものではありません。それを、物語の内部で決着してクサくて教訓的な物語にするのではなく、物語の外部から、見えざる創造主(作者)からの鉄鎚を喰らわすかのような、偶発的にして徹底的絶望的な破滅エンドとして仕上げるのが、すごいなと思いました。拾う骨もないとはまさにこの事かと。

    辛く厳しいラストでしたが、そうであったからこそ好きな作品です。きっと一生忘れられない漫画になるだろうなぁ。