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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 能美先輩の弁明

    大麦こあら

    初BLにしてリピが止まらず
    ネタバレ
    2024年12月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SNSのプロモーションで流れてきた1コマ目の能美先輩のきれいな顔に惹かれ、読み始めたら止まらなくなりました。これまで男女cpしか嗜んでこなかったのに勢い単行本買っていて自分にびっくり。最後まで読んでは再読してその都度胸を熱くしています。好奇心から始まったノンケ先輩(受)×ゲイ後輩(攻)のカラダの関係。哲学の趣味も性格も真逆で大嫌いだったはずの能美先輩に惹かれる自分に気付いても、相手がノンケだと一時の気紛れかもしれないと思うと傷つくのが怖いし、一方でノンケの能美先輩はゲイは同じ指向同士の方が理解し合えるのではないかと変に気を遣い始めたりして、お互い相手の存在が大きくなればなるほど気持ちを拗らせていきます。徹頭徹尾Sな態度の後輩は「もう関わりたくない」とまで宣言してしまう。さらにこの作品の良いところは全編に亘って哲学で包括されているところです。お金にも女にもだらしない能美先輩だけど、哲学書を開く姿は別人のように凛としていて教授にも全幅の信頼を寄せられてる優秀な人。そのギャップが堪らない。真面目でSな瑛人は優秀なのに自己肯定感の低い能美先輩に苛立って冷淡な言葉ばかりかけてるわりに、内心『もう女抱けなくなればいいのに』と思ったり、女性と会って来た能美先輩を風呂に入れてシャンプーして女の匂いが無くなったかどうかスンスンして「よし。寝ますよ」と言うところとかすごく好きです。気持ち隠さなくなってからの「超好き」や「浮気したら殺しますよ」というヤンデレ兆候も破壊的にイイ!繋がって『混ざりたい』という気持ちはまさに“魂の片割れ”を見つけたんだなあ…と思うと何だか泣けてきてしまうのです。