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今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

    梨木香歩

    鮮やかな留学の日々を共に
    ネタバレ
    2026年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異国の地の見るもの聞くもの全てが新鮮で刺激的、それらに異邦人として翻弄される村田の感覚が愛おしい。
    下宿先で生活を共にした個性的な人々、彼らの知己へと村田の世界が広がっていく。考古学を生業とする面々の興味の方向性から、物語は次第に古い神々の邂逅にまで発展していき、何やら怪しい雰囲気まで出てくるが、村田の素直な性格もあってそういった世界とも穏やかに共存していく。
    帰国が決まり、賑やかな下宿生活はあっけなく終わりを告げ人々とも離れ離れに。それでも一生の宝物となる友情が村田の人生を支えていく。
    「家守綺譚」が大好きだった自分にとって日本での村田の生活も懐かしいものではあるが、スタンプールでの日々はあまりにも鮮やかで、何度読み返しても胸が熱くなる。
    ディミトリスの語った言葉をいつも胸に抱いて生きていけたらいいのだが。時々そう思い出して、また村田とともにスタンブールの日々を過ごしたくなる一冊。
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  • 腹黒王太子の偏愛は公爵令嬢の運命を激しく蕩かす

    水守真子/木ノ下きの

    強引さ込みでの辣腕を愛せるか
    ネタバレ
    2026年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは血筋も美貌も努力もあって完璧。そして彼女がまだ幼く愛らしい頃に王太子がロックオン。
    優秀かつカリスマ性もある王太子の執着は並々ならぬもので、よく別の男との婚約破棄まで我慢できたなと。
    絶対手に入れると決めた瞬間からの強引さは賛否あれど、結局はヒロインの父が言うように、彼女は嫌じゃなかったということ。もうちょっと結婚まで距離を縮める機会があれば良かったけど。書庫でのやり取りや、王宮から街を眺めるシーンが良かった。
    彼女に危害を加えた面々への拷問がまた 物議を醸すが、変に甘くして禍根を残してはいけないし、古い時代はこの程度では済まなかったのでは?
    コミカライズもされているが表紙は小説版の方が若干好み、でも王太子はもっと逞しい方がいいな。
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  • ロゼと嘘 ~大嫌いな騎士様を手違いで堕としてしまいました~

    碧貴子/篁ふみ

    全体的にまとまりに欠ける
    ネタバレ
    2025年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ著者の「どうせ捨てられるのなら」は良かったが、今作は微妙。他の作品と同様に自己肯定感を持てないヒロインだが、今回は周りに翻弄されるばかりで、たまに行動を起こしても空回り感が。結局ヒロインだけ清い清いと褒められてヒーローや周りのお陰で幸せになっていくさまは最後まで読んでもなんだかなぁ、という印象。ヒーローは不安定なヒロインを無条件に愛するだけで造形に深みが無いし、横暴な父親と昔からの家同士の因縁も中途半端だし、ライバル女性もナニソレ?という腰砕けな退場で、全体的に物足りなかった。
    なお、この著者の登場人物は身分相応に言葉遣いや振る舞いが上品なのが良い(他の作家のラノベは身分設定を弁えず下品だったり下働きに加わったりするので)一方、「というはずもなく。」「なわけで。」など不自然な止めを多用する文体がいつも気になる。
  • 新訳 婚約破棄された令嬢は野獣辺境伯へ嫁ぐ!

    岡まだち/かのん

    美女と野獣なんだけど明るくて面白い!
    ネタバレ
    2025年4月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある婚約破棄と思いきや、ヒロインが実は筋肉好きだったので喜んで辺境に嫁ぐ!というまさかのラブコメに楽しくなってしまいました。そして彼女を押し付けられた辺境伯は傷だらけの最強マッチョ軍人なのにとっても純情で良い人!
    しかもヒロイン付きのメイドは賢く俊敏な忍者のような人だし、主要人物は皆なんらかの能力が高くて一流。ヒロインを狙って暗躍する人々も出てきて、どう展開するか楽しみです。絵は心の声が後ろに書いてあったりで多少ガチャガチャしていますが、全体的に明るい雰囲気なので読みやすい。一気読みしたいから早く続きが出ないかな~
  • 余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年

    八橋はち/海野はな

    みじかっ
    2025年3月11日
    広告を見て気になってしょうがなかったのですが、いやはや短いですね。素敵な作品ではありますので読んでよかったです。
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