このレビューはネタバレを含みます▼
素晴らしい名作でした。本当に「線」の上に「life」がありました。二人の人生の節目で現れたり先が消えたら全くなくなってしまったり…。
私が一番好きな白線の場面はやっぱりラストかな。病室から顔を覗かせた時、廊下に伸びる白線を見た時の夕希のあの笑顔のアップで涙腺崩壊。この先に絶対晃がいるという確信故よね。素敵。
その白線が段々と上に上がっていき、そこを、出会った頃に戻った夕希が思い切り駆け上がっていく。この彼の後ろ姿に涙が止まりません。そして線上での晃との再会抱擁。
白線が消えてもこれから二人は絶対離れないでね。転生してもまた一緒になって幸せになってね!そう祈りました。
夕希は本当に可愛くて素直で優しくて得難い人だと思います。そしていざとなると男前!笑
でもその優しさ故に身を引いてしまって、悲しくて覚束ない日々を送るしかなくなって…。どんなに辛かっただろうと思うと泣けてきます。
あの海辺の朝、夕希はライターを見つけて黄金と言ったけれど、晃にとってはその時の夕希の笑顔こそが黄金で(勿論道筋でも)、それを見つけてしまった、それに気づいてしまった。それであんな辛い展開になるとは…。それからはページを捲る度心臓が痛くてたまりませんでした。
本当に晃のバカ!あんたが迷わなけりゃあと8年一緒にいる時間が増えたんだよ!と怒りが湧きますが、これがあったから大切さに再度気づけたのかと思うと複雑。
オーロラ下での再会は、美しくて切なくて嬉しくて。何度も読み返してその都度泣いてます。
他にも号泣ポイントは沢山あり、購入してから短期間にも関わらず繰り返し読み返し、毎回読み終わる頃には毎回瞼と眼が腫れて痛いです。
二人の生活(人生)の細かいことは描かれていませんが、大事なところはおさえてあり、読むことはできないですが、二人の日々は幸せだったんだということがわかります。
本当に素晴らしい作品でした。紙本も探そうかな。
番外編も出ていますので、こちらも是非!読むことをオススメします!(番外編表紙の学生3人は、あの小学生3人だよね?こういうのも嬉しい)
この作品を生み出してくださった常倉先生に感謝です!