そらさん

普段は本を読む時にかなり共感によって読んでいるという自覚があるのだが、今回は大方は主人公に共感できながらも深いところで共感できなかった。僕の価値観とあまりに違うのでこれは仕方ないのだが、しかしそれは理解できないということではなく言いたいことはわかるがしかし、ということである。
作中で出てくる思春期の複雑で掴もうとしても繊細すぎて掴みきれないような、タイトルにもしたように「大人びていて子供っぽい人間的で社不」な感情を描き切ったというところがほんとにすごいと思う。20歳？ぐらいで書いたっぽいがだからこそこれが書けたのかもしれない。すごいなあっっておもいました、
あとシンプルに文章がめっちゃおもろい。多分一文一文に推敲を重ねて良い言い回しになるように大喜利みたいに考えたんじゃないかってレベルの書き出しと、その片鱗を感じ続けさせる要所要所で構成されててすげーなあって思いました。

過去読んだことあったけどやっぱこれすごいわ。
まじで未完に終わったのが勿体無いけどさ、でもほんとすごい物語だよね

ガチで当てに行こうと思って、4章まで様々整理しながら読んでいくために約5時間、その後様々推理するために2時間、計7時間ほどかけて読んだがふつーに間違ってて、すげーーーってなっちゃった

泣きそうになった、電車の中で、マジやめてほしいわ。前の人めっちゃこっち見てんじゃんか、ほんとにさあ。

言葉にできない、熱い感情が昂る。ヒップホップ文化にある程度理解があるとより楽しめると思うがそうでない人でも十分楽しめると思う