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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • おさななじみに彼氏ができた話

    パース

    一番恐ろしいのは誰か
    ネタバレ
    2022年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一気に読ませる吸引力のあるすごい作品だとは思う。ただどうしても私には大多数の方が褒め称える「みちこちゃん」が一番恐ろしく感じてしまった。
    ゆうまが大谷をおしおきしている場面を目撃し全速力で街を走るみちこちゃんの赤面して興奮し高揚した表情に(作者の意図するところだったかどうかは知りませんただ私にはそう見えてしまった)薄気味悪さを感じ、その後も「みちこちゃん」のやることなすこと違和感や腹立たしさを感じ、ああ、なるほどこいつは私の一番嫌いなタイプの女だと、他の人達は騙しても私は騙されないぞと思ったけれど、でもきっとそんな私は世の中の大多数の人の基準からすると少数派で、「異常」の分類に入るのだろう。だってみちこちゃんは「善」だから。
    ゆうまがみちこちゃんに嫉妬した元カノ達におしおきをしていた事実をみちこちゃんは知っていた。その中の一人である「かな」に聞こえる場所でゆうまの名を出し、鈍感な顔で接触し、決して愚かで醜い過去を忘れることを許さない。かながゆうまに助けられたことで自分の中でゆうまによって植え付けられたトラウマと向き合い前へ進もうと思っても、「みちこちゃん」はそれを許さない。わざわざかなに伝えてしまう。ゆうまがあなたを助けたのは全て私が後押ししたから。ごめんね。ちょっと個性が強いけどでも私のためにしたことだから。それがマウントでなくてなんなのだろう。かなとみちこちゃんが会話する昇降口のシーンは本当にぞっとしてかなと同じ表情になってしまった。
    彼女とゆうまが一緒にいても平気で家族ぐるみな話を持ちかけ、大谷君がゆうまの家に来ていてもゆうまに誘われたら断らずに同席する。こんな女を目障りと思うのは当たり前の心情なのにそれは許されない。だってみちこちゃんは「善」だから。たとえその「善」によって幾人の人が怯え傷つこうとも。
    幼い頃みちこちゃんに「救われた」ゆうまはその後本当の自分を隠し仮面を被りみちこちゃんへの異常な執着から何人もの人の心を酷く傷つける。それは果たして「救い」だろうか。私には「呪い」に感じられた。みちこちゃんによる無自覚の呪いにとらわれた「本当のゆうま」を、解放させられた大谷くんこそが、ゆうまの「救い」ではなかったか。
  • 南くんはその声に焦らされたい【コミックス版(電子限定20P有償小冊子付)】

    相野ココ

    これは重複購入するなってほうが無理
    2022年3月11日
    大好きな作品なので星は下げたくないので5つつけましたが、こちらの売り方は間違えやすいと思います。というか間違えますよこれは。分冊版購入勢のために小冊子のみを買えるようにというのは良いと思いますが、ただ、そのためだったらこちらのコミックス版の続編という形で無く、分冊版の方に紐づけて続編という形で掲載するべきでは。特に新刊自動購入でこちらを否応がなしに重複購入させられた勢はお問い合わせなりなんなりで声を上げた方がいいかと。シーモアさん側か出版社さん側どちらの落ち度かはわかりませんが、今後同じことが起こらないように注意喚起、反省、改善を促すためにも必要かと思います。素敵な作品なのでこのようなことで読者がもやもやするのは作者様にとっても不本意ではないかと。
  • ペディグリー

    丹下道

    これがいいんです!
    2022年3月11日
    タイトルからその内容が全く窺い知れないし、基本ネタバレなしで、レビューなどは読まずに作品に飛び込むタイプなので正直恋イン以外の丹下先生の作品に相当緊張して挑みました。結果…丹下先生好き、恋イン好きをこうまで満足させてくれるとは…本当にありがとうございます。
    作品ごとに毛色が違う作品を描く作家様もいらっしゃってそれはそれで素晴らしいとは思いますが、何というか丹下先生の描かれる世界はあまりにも唯一無二で、その世界に心酔している私のようなファンにとっては、この作品、さいっこうでした。
    丹下先生の作り出す世界は最高のファンタジーでありとてつもなくハイスペックなのですが、不思議なほど現実味があり人間が愛おしく格好良く爽快で、そしてことごとく読者の期待を裏切りません。ああ、そう、それを待ってた!って読み進むにつれぞくぞくとした快感を覚えます。
    最後にもう一度、さいっこうでした!次作も本当に楽しみです。
  • 俺と上司のかくしごと

    嘉島ちあき

    よかった。よかっただけに…んあ~惜しいっ
    ネタバレ
    2021年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻の試し読みではイチ社会人として受けの姉崎のどうしようもなさに苛つきながらも、テンポは好きだったしこの後の巻き返しを期待&攻めの御門のビジュアルが好みだったので二巻まとめて購入しました。総じて良かったです。姉崎の昔の男の吾妻のHに持っていくときのこなれた感に、あ―こういう男に惹かれちゃう気持ちは分らんでもないと思ったし、この心のないクズ男の存在が尚更御門の愚直さや真っ当さを引き立てていたし、そんな御門に救われて愛されて可愛がられてそれが不安になる姉崎の気持ちもよく分かったし、それでもそんな不安を丸ごと吹っ飛ばしてくれる御門が本当にいい男だし、総じて何度もぎゅんぎゅんとしたんです、…が!これだけ!本当に残念だし惜しいのが、やはり一巻冒頭の姉崎の上司としてのどうしようもなさへのフォローがその後何もなかったこと。どんな理由があれ上司としてイチ社会人として姉崎の御門への数々の仕打ちはまああり得ないんですが、もし姉崎が御門に惹かれている自分に気づいて、でも過去の記憶がフラッシュバックしあんな思いはもうしたくない恋なんてしない好きになんかならないでも想いが消えてくれないだからそっちから嫌ってくれればいい、なんて心情からの行動だったんだ…なんて理由でもあったらまだ納得できたんでそんな展開を最後まで待っちゃいましたよ。でもなかった…なにひとつ…。てことは姉崎はやはりあの時点では理由もなく真面目な部下を使い捨てするクソ上司のままじゃないですかナチュラルに嫌な奴じゃないですか…それがどうしても残念で無念で最後までもやもやしてしまったので☆をひとつ減らしました。
  • 純情エスケイプ

    沢本そじ

    正直☆ひとつもつけたくない
    ネタバレ
    2021年5月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでいる間ずっと胸糞が止まらなかった。ドクズ攻めが受けに出会い惚れて改心する設定はよくあるし決して嫌いではないが、この作品にはなぜこの攻めがここまで酷いクズなのかというバックグラウンドも細かな性格もなにも描かれていないのでただのナチュラルボーンクズとしか思えず、それを確信させられるかのように女の子や受けに対して人を人とも思わないような扱いを度々していたのに、そんな攻めが受けの笑顔ひとつでころりと好きになっているのがまず理解できない。そして過去にこれ以上ない酷いやり方でアウティングした元親友が語る受けへの思いやりとも思える言動も理解できない。そして元親友に裏切られた過去を持つ受けがナチュラルボーンクズな攻めに人としての尊厳を貶められるような扱いを散々受けていながらその攻めを好きになるのも本当に理解できない。この受けはずっと誰にも受け入れられず寂しかったからどんな酷い扱いだとしてもただ初めて男の自分を受け入れて抱いてくれたからとかで好きになっちゃったのか…じゃあ誰でも抱いてくれたら好きになったんだろうしだったらこんなドクズじゃなくて初めてが優しい人なら良かったね…としか思えなくてもうどうしようもない。
    そして攻めも元親友もベクトルが全く自分自身に向かず反省も後悔もひたすらに薄っぺらでまるでサイコパスのような人間に思えて本当に何を読まされているんだろうと最後の方はただひたすら気持ちが悪かったです
  • 恋の仕方がわからない

    まちお郁

    よかった…んだけど!
    ネタバレ
    2021年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も導入も魅力的なので最初からこの話にぐっと惹き込まれ、この後このクズイケメン攻めの想いがどんな風に変化して初めての感情に戸惑い伝えたくても伝わらず伝えたつもりが信じてもらえず今までの行いのしっぺ返しに苦しみながらも初めての恋に奮闘するのかにものすごく期待してしまったもので、想いを伝えそれを受け入れてもらうまでが言葉頼みで駆け足だったのがどうしてももったいない!と思ってしまった。攻めも受けももちろんだけど他の登場人物も魅力的だったのでもっと彼らをストーリーに絡めて欲しかったという思いもあり、設定もキャラも好みだった分、本当に一巻完結だったのがもったいない…
  • イキガミとドナー

    山中ヒコ

    もう好きで好きで好きで
    2021年2月14日
    たった二巻でよくもまあこれだけの世界観を納得させ入り込ませるものだと。とにもかくにもイキガミの鬼道の魅力が圧倒的なので彼に惹かれていく吉野先生の気持ちがよく分かるし、鬼道の内面の変化の描写が繊細で切なくてひりひり痛くて彼の吉野先生を想う気持ちに涙してしまう。いつまでも読んでいたい素晴らしい作品でした。是非にとも続編をお願いしたい。こんな作品にまだ出会えるからBLはやめられないんだな。
  • ライオン如きの国から

    博士

    素敵でした!
    2021年2月10日
    マサイ族の攻めのイケメンっぷりと性格の良さと純粋な笑顔も最高なんですが、なんといっても見た目女の子みたいな受けちゃんが人間的にとても男前で素晴らしかった。育った環境は違くても人間の感性が豊かで懐が深い2人が、お互いを思いやりながらしっかりと地面に足をついて前を見て恋をしていて、胸がじんわり熱くなります。博士先生なのでエロは間違いなくエロかわいい。ツンデレや重めな話とかにちょっと疲れた時に何度でも読みたいお話です。
  • 番手当って出ますか?

    藤峰式

    攻めがいい
    2020年5月8日
    好きになっちゃうよね朴訥としてて横暴で天才で孤独でピュアで一途なミナトみたいな男。藤峰先生のギャグは表情や一コマや小さく書かれた呟きがツボに入ってプッと自然に笑ってしまう感じで、しつこそうに見えてしつこくないのが好きです。今作はいつにも増して削ぎ落とされ磨き抜かれた笑いと涙とエロが素晴らしかった。是非とも続編を期待したいです。
  • ダブルウルフ【電子限定特典付き】

    中田アキラ

    いい意味で裏切られました
    2020年4月4日
    中田アキラ先生初読みですが表紙の印象より中身の絵のほうがずっといいですね。そしてタイトルから想像していたガルガルしたイメージと違って攻めも受けもお互いを真っ直ぐに大好きで優しく思いやっていて、とても甘々でよかったです。エロもたっぷりで普段可愛い攻めが狼に、普段狼な受けが可愛くなっちゃうのが堪らなかったです。なるほどそれでダブルウルフ…
  • ナツマチ

    ぴい

    最高。ネタバレレビューは開けずに読んで
    ネタバレ
    2020年2月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 帯と度重なる伏線でゆづるが秘密を抱えているのは分かるのですが、読者はそれが何なのか胸に抱えながら読んでいくことになるので季節や青春の一瞬一瞬の儚さと輝きがより一層切なく感じられて、2人が真っ直ぐで純粋な分さらに眩しくて、作者のストーリーの持っていき方や描写力に唸りました。ネタバレなしで読んだので最後に近づくにつれて晶と共に嘘だろ信じたくないと本気で吐きそうになりました。そこまで落とされたのにその回収の仕方が雑で多少腑に落ちない点もありますが、兎にも角にもこの魅力的な2人が幸せに笑い合うのを見れたのだからもういいか、という気持ちです。
  • オールドファッションカップケーキ

    佐岸 左岸

    上質
    2020年2月10日
    風景も建物も食べ物も二人の部屋も置かれたインテリアのひとつひとつも脱いだ靴も雨粒も台詞も表情も人物像も、そして書き下ろしも…心に染み渡ってくる全てが上質で、こんな風に満たされる作品に出会えてしまうからBLはやめられない。最高の作品でした。ありがとうございます
  • はだける怪物

    おげれつたなか

    弓の台詞に
    ネタバレ
    2020年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ かんちゃんへの思いやりが滲んでて、弓もしっかり前を向いて大切な人と共に月日を過ごして大人になったんだなあと。傷は目に見えるものだけじゃないと言える弓の成長が素敵でした。弓がかんちゃんの笑顔を思い出せて本当によかった。そして時間をかけて逃げずに悩んで迷って、それでも互いの手は絶対に離さないことだけは決めているかんちゃんと秀那に泣けました。番外編と書き下ろしの2人が可愛くて幸せそうでまた嬉し泣き。
  • DOGS

    里つばめ

    2人のバランスがいい
    2019年8月24日
    GAPSで初めて矢島君を見た時はいい攻めになりそうだなあと思ったのですが、もう今は矢島君理想の受け過ぎる…と嗜好が変化するほど彼が良かった。あと斎藤さんが矢島君に対してだけ粘着質になるの最高でした。GAPSも大好きですがこちらはH多めで嬉しいです
  • プライベート・リビドー

    相葉キョウコ

    全体的によかったけど…
    2019年8月20日
    ただ女の人との3Pだけはいただけなかった。攻めが急に甘くなってしまいすぎのような気もしたけど、ちゃんとSみもあってよかった。攻めがすごい好みで、いい言葉責めでした。
  • マザーズ スピリット【SS付き電子限定版】

    エンゾウ

    泣いた
    2019年8月8日
    1巻もかなり泣きましたが2巻もやはり泣けました
    カルタカのピュアさと格好良さと強さにりゅーいちろーと同じ気持ちになってギュンギュンしてしまい息も絶え絶えです
    カルタカの切羽詰まった顔が沢山見られて最高でした