まりんこさん

現代では全く通用しない古代ローマの貨幣の様な高い文学的知性の持ち主ジャコモ。日本文学界の天才2人との交流を描いています。三島由紀夫と阿部公房がモデルだと思う。
阿部公房が現代では全く読まれてないのが遺憾です。
満州引き上げ体験からか飢えと不条理劇を描けば天才的な作家でした。
そして何より生きてるだけで魅力的なカフェ勤務の美青年を憧憬するジャコモ。生粋のベネチア人で、まるでベニスに死するそのままの展開です。試し読みだけですのでこの後の展開が楽しみです。🍒

最近大流行してるシンデレラストーリーの元祖的な漫画です。冷血な家族から素晴らしい王子様か救い出してくれるストーリーです。
可憐で優しく芯は驚く程強いヒロイン。あやかしの一族が政財界を牛耳る世界観で愛らしく要領の良い妹はまんまと玉の輿に乗り、チヤホヤされる毎日。
普通に堅実な姉のヒロインは、メイド代わりに実家でこき使われる毎日。
祖父母から贈られた誕プレのワンピを妹に破かれてショックで家を出た所を、あやかしの一族の頂点である王子様に見出されて…
本当に素晴らしい素敵な作品です。
決して損はなさらないと思います。ぜひ一度ご一読してみて下さいね🍒

日本の明治時代と思われる背景を舞台に、霊能力者達の一族が住む美しい自然に恵まれた村里。
そこに後継の美しい若様の婚約者に高い霊能力の持ち主の為に選ばれた美少女、菜々緒…
相思相愛で睦まじく縁談は薦められたのですが、正妻の座を狙う菜々緒の従姉妹、暁美姉さんの画策により一転して菜々緒は魔性の猩々に攫われて傷物にされたとして里中の嫌われ者として猿面を身に付けさせられ、会話も禁じられて家畜以下の扱いを受けます。
暁美姉さんの意地悪は凄まじく、正妻の役目である朝餉を菜々緒に作らせて手柄は横取り、霊力を持った妖蟲に自分の赤ちゃんが襲われて菜々緒が庇っても逆に殴る蹴るの仕打ち…
里の父親達の呪いによって菜々緒を嫌悪する様に仕向けられた若様も事情が分からず赤ちゃんに危害を与えたと思い込んで殴ります。
そこへ来客として来ていた格上華族の紅椿家のイケメンの主人が菜々緒を庇い、結婚すると宣言します。
イラストもストーリーも素晴らしく、こんな漫画が読めるなんて世界一幸せです。
躊躇わず是非是非一読なさってくださいね。
読者の方々も絶対好きになる漫画です。

ピュアな主人公と腹黒妹の性格ブスな顔芸が見ものです。ヒロインがもっと美しく可愛ければもっとファンを獲得出来るのになぁと少し残念ですが、イラストも美しくストーリーも面白いです🍒