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今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ないまぜな熱情【単行本版】

    沖田有帆

    義兄弟ものしか勝たん
    2025年8月10日
    義兄弟もの、特に弟(必死)×兄は極上ですね。
    その上さらに弟にヤンデレ属性があったのも良かった。
    弟が兄の一挙手一投足に振り回されちゃうのとか、兄が弟溺愛しちゃうのとか諸々含めて最高でした。
    ああ見えて弟もかなりピュアなとこ持ち合わせてて悶えました。
    ただ強いて言えば展開がご都合主義的な傾向がありましたが、単純な義兄弟ものとしては楽しめました。
    心情の機微を絵や言葉でもう少し詳しく描いて欲しかった、かもしれません。
    でも大きな突っかかりもなく、するする読めました。
    というかとにかく絵が良い。顔が良い。なんというか、美しかったです。かなり絵が作品の素晴らしさを支えていると思います。
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  • 泥濘の食卓

    伊奈子

    いい作品に出会えた!
    ネタバレ
    2025年7月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はよくあるどろどろ系かと思いました。主人公である深愛もある意味普通なら考えられないような行動をしていくし、最近よく見かける、主人公がそもそもおかしい感じの物語なのか?これからどうなってしまうんだ、、?!というハラハラ感とともに読み進めていきました。物語の展開の仕方の上手さなのか、とても読みやすく、いつのまにか1巻また1巻と購入していくうちになんと最終巻にまで辿り着きました。読み終えた今は、時たまある最終話読後の虚しさもなく、むしろ、素晴らしい作品に出会えた、と満たされています。全体を通して、本当に一人一人の境遇、心理描写などの細かさ、リアルさが素晴らしいと感じます。一人一人の人間性が確立されていて、引っかかりどころもなくするすると読めました。特に、ちふゆは、決して悪くはない、むしろ理想的な家庭環境、両親のもとで育ちながら、あれほどまでに性格が歪んでしまったこと、それに対するお父さんの絶望など、そうだよね、現実ってこうだよな、と胸に迫り感じられました。登場人物一人一人や、それぞれが置かれている環境などが、決して深愛がおかしいとか、ありえないとかいうような話ではなく、むしろ探してみればいくらでもありそうな話で、世の中の不条理や、そんな中でももがき生きている人々の存在を感じられました。そして、自分や、自分の身近な人、顔見知りなんかもまたこのような物語と決して遠くない存在なのではないか、むしろいつこうなるかも分からないし、今そうなっているかもしれない、とも思えました。深愛のラストシーンには、胸に感じるものがありました。もちろん途中、かなり不穏な展開ではあるけれど、最後まで誰も死ななかったのが本当に嬉しかったです。読後の満足感もそのことによったのかもしれません。読み進める中で、様々に、考えること、感じることがあると思いますが、最後は満たされる、考えが深まる、そんな作品だと思います。ありがとうございました!
  • ラムスプリンガの情景

    吾妻香夜

    生々しく、切なすぎて、、
    2025年3月4日
    他の多くの皆さんが仰るように、すごくいい作品なんです。それはほんとにそうで、紛うことなき事実ではあるんですけど、あまりにも切なすぎて、、。
    最初読んだ時は、この作者さんは知識量も豊富で、話の進め方も心情の機微の描き方も絵のタッチも、そのどれをとっても素晴らしい!と感動しました。
    しかし、親愛なるジーンへの2巻まで読み終え、感傷に浸り、その後しばらくの間読まないでいたのですが、今日再び手に取ると、所々しか開いていないのですが、設定が細かく、あまりにも生々しく、切なすぎて、なんだか気分が落ち込んでしまいました。
    私はBLは楽しんで読みたい派というか、娯楽のためのファンタジーとして、どちらかと言うと笑って読みたい方でして、こんなあまりにも生々しく現実味を帯びている作品だと、様々な出来事がつらく上手くいかない現実の社会や世界と重ねてしまい、楽しみきれなくなってしまったのかもしれません、、。その上、親愛なるジーンへの方の作品は、時を経て、甥視点で始まる物語だったので、良くも悪くも感受性の高い私にとっては、あぁこんなに時間が経ってしまったのか、、もうあの頃のようでは無いのか、、などと色々重く考えてしまい、なんだかため息をついてしまう作品となってしまいました。
    まあ結論、感受性の高い人には合わないかもしれませんが、ほんとにいい作品です。一読してみる価値は十分にあります!