このレビューはネタバレを含みます▼
Ωの雫斗は懸命に娘のしずくを育てていた。番を持たない雫斗は性差別で生きていくのも大変だった。
ある日婚活パーティーでαの土屋葉月に出会い、運命の番だと告げられるも、αに襲われたトラウマを抱える雫斗は未だ恐怖で逃げてしまう。その後葉月に再開して、何度も告白を受けるも、雫斗が受けてきた恐怖はなかなか拭えない。
しかし運命の番だからこそ、雫斗が葉月を想うとフェロモンがダダ漏れ状態になってしまい、その度に彼を守りついにヒートを起こした雫斗を身体を張って護る葉月の真剣な想いに姿に泣けました。
αとΩの性差別だけでなく、母親として生きる覚悟とか、いろんな事を考えさせられる作品です。現実世界とオメガバースの世界がごっちゃになる位しっかりと書かれた作品です。
2人が結ばれたシーンはすごく好きです。はらませたいと葉月がたぎる書き下ろしは最高です。
1巻がすごく好きで2巻、3巻と止まらなくなりはづなおは全巻7巻購入しましたが、やりたいと叫んだり、ラットが出ちゃったり、嫉妬で追い詰めちゃったりする葉月君が可愛くて仕方ない。
とにかく雫斗を大事にしてるんだよね、現実世界にはないよきパパで羨ましいよ。