USAさん

思いのほか全体の評価が低いのでレビューします。

原作を読むと本当に素敵なお話なんです。

コミック版は話を削られていたり、
理知的なヒロインなので、
もともと表情や感情表現が淡々としてて、
原作のよさを作画で表現するのが難しいところがあるのだとおもいます。

星の数少なくつけた方や、
物足りないと思った方には、
ぜひ原作を読んでから再評価してほしいとおもいます。

産後うつではなさそうです。
症状や行動が異なるように感じます。

おそらく統合失調症ではないでしょうか？
だとすれば、
原因のひとつに遺伝的要因もあるので、
統合失調症関連の精神疾患のある血縁者がいなければ、
妊娠や出産をきっかけに発症する可能性は
かなり低いかと思います。

タイトルに語弊があるため、
これから妊娠出産を控えた読者がみんな不安になってますが、
家族や親戚からなりやすい体質を受け継いでなければ、
ほぼ心配いらないとおもいます。

たぬきの民話の多い徳島県の中でも一番メジャーな「阿波狸合戦」という伝説を元ネタにしたラブコメです。
ラブコメなのでストーリー性は二の次なとこや、女の子達の頭がお花畑なのはご愛嬌です。

ひたすらタヌキ達のかわいさと、ドタバタ劇と、
狸合戦の舞台となった津田町と小松島市及び徳島各所のご当地情報を楽しむ漫画だと思っています。

この本を片手にご当地めぐりをすると
背景や名産品や地元情報などとても丁寧に描かれているのがわかります。
作者様の地元愛が尊い。

他の親御さんがどのように自閉症児の子育てをしているのか知れてよかったです。
作者さんの息子さんに向き合う姿勢に励まされました。

うちには自閉症スペクトラムの男児が２人います。
定型の子供よりあらゆる面で育てづらいのに、
なまじ知能は高く、見た目ではわからないため
周囲に理解してもらえず、
外出するたびに気をつかい、頭を下げる日々に疲れきっています。

つきっきりで張りついて面倒をみなければ、
毎日のルーティンワークをこなせなかったり、
療育への送迎や付き添いが必要なため、
子供が大きくなっても働きに出れる時間が足りないのに、
なまじIQが高いボーダーのために、
療育の受給者証以外は、
行政の補助が受けられないことをもどかしく思っていたけれど、
聴覚情報の処理に難があって指示がとおりづらくても、
言葉を理解できる分まだ育てやすいほうだったんだと知ることができました。
自分なりに精一杯サポートしてきたつもりだけれど、
もっと子どもの為にできることがあるんじゃないかと、前向きになれました。