いかさん

ユーモアがあるのに、どこまでもしんどく、
しんどいけど、ユーモアを忘れない。このバランス感覚が本当にすごい。
紙でも買っておきたいくらいです。

イケメンな男の子がひょんなことから可愛い(自覚なし)女の子をなぜか(たぶん顔)好きになってーーーみたいなご都合主義がきつくて少女漫画から遠ざかっていたのですが、これは、主人公たちがちゃんと魅力的で好きになる理由がわかる！！！
一気読みしてしまいました。

山口くんの優しさと芯の強さ、皐の素直さと勇敢さが素敵すぎるし、対等な恋愛をしているから、無駄にハラハラすることがないのがとても良い！
あと周囲の人ふくめて人間としての成熟度が高くて、言葉にちゃんと重さを感じる。

ひょっこり班はちょっと都合良く使われてる感じあったけど、10話では琴美の顔もしっかり描かれてきたのでこれから深掘りされていくのかな？？
新作楽しみです！

たまおとらくぴだけじゃなく、登場人物みんなそれぞれ魅力的です。
良いところもあれば足りないところもあって、でも欠点ってそれだけで致命的になるわけじゃなくて。全てひっくるめて人間味として、好きにならずにはいられない。
押しつけのポジティブとかじゃなくて、じんわり元気をもらえる漫画。嫌なところがひとつもない。こんな漫画作ってくれてありがとうです、ほんと。

全ての物語に漫画よりも短編小説みたいな雰囲気があって、読んでいてとても心地よかったです。
ちょっとしんみりしたりちょっとほっこりしたり。
付けてもらった名前にも、付ける名前にも意味はあって。みんなの名前にまつわる物語を知りたくなりました。