僕らは恋がヘタすぎる【描き下ろしおまけ付き特装版】
橘えいこ
このレビューはネタバレを含みます▼
花とみずきの親友振りながら、本当に伝えるべき本音や事実は隠して、各々の思惑の為にコソコソと動いて…。私ばっかり可哀想な女…と思いながら、自分だけ幸せになろうとしてる。マウント?取ろうとしてる所は、女同士の友情によくある汚い部分丸出しだし…。
方や成田くんと歩は、何だかんだ好きな女にも友にもド直球で良心的(誠実には誠実で、不誠実には不誠実で)に対応する男の良い意味の潔さがあり、目的に利用する為に好きでもない男と寝る女を友達には紹介したくない…とか。惚れてもないのに利用する目的で男と寝る女だから、紳士な対応はしないよ…と思っている歩の男心は人として普通なのに、みずきは己の行いを棚上げして軽薄認定してたり…。みずきの下らない嘘を簡単に鵜呑みにして、本当の事は本人に聞こうとすら思わないくらいに、花が微塵も成田のド直球の良心的性格を信用してなく、ガキみたいに歩を巻き込んで事をややこしくしていたり…。何だか女同士の弱さと汚さ、男同士の真っ直ぐな付き合い方の潔さが対比になっている気はするが、それが極端に幼稚な展開に思えて、同じ女としては、先が楽しみ~☆とは思えない。しっかりしろよ、女ども!!友だろうが異性だろうが、大事な人には本音で腹を割って初めて、あなたの事が好き、大切、を体現している態度だろうが!!という怒りを覚える。悲劇のヒロイン振ってるだけで、汚い弱さを仕方ないと受け入れてる女は嫌いだ…。
いいね
0件