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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 本なら売るほど

    児島青

    やっぱり本が好き
    2025年12月23日
    お薦めで見て試し読み、面白かったので購入。
    本好きの人なら、めちゃくちゃ心に響く作品だと思いますが、特に本好きでもない人やあまり読めなくなってしまった人にこそお薦めしたいかも。
    読むと本を手にとってみたくなります。
    普段あまりチェックしていないカテゴリーの作品ですが、これは出会えて良かった。

    しかし(レビューからは少し脇道にそれますが)、この本を電子書籍で買うというのも皮肉な話。
    電書ならではの利点はたくさんあるので、これからもどんどん利用するつもりですが、一方でここに出てくる本たちのように、別の誰かに受け渡して読み継いでもらうには紙の本でないと。電子書籍では十月堂の棚には並べられない。
    そう考えると良いと思った本は、やはり紙と両方買っておくべきなのかな。
  • 暁の目の娘

    市川ジュン

    マタ・ハリの娘の復讐譚
    2025年12月23日
    ヒロインは架空の人物で、マタ・ハリとインドネシアのサルタンとの間に生まれた娘という設定。
    私は子どもの頃、この作品で初めてマタ・ハリという人物を知りました。
    今でこそ「運命に翻弄され、失政から国民の目をそらすために利用された犠牲者でもある」という見方が定着しつつあるマタ・ハリですが、当時(初出は1975年)少女向けの漫画でとりあげ、そのように描かれたのは画期的だったのでは。
    物事は角度を変えれば違った側面が見えることや、はっきりと白黒をつけない終わり方なども子どもながらに考えさせられました。
    絵柄などは流石に時代を感じるものの、内容は今読んでも十分に面白かったです。
  • 太刀掛秀子傑作集

    太刀掛秀子

    きらきら弾ける雨粒とエニシダの花
    2025年12月18日
    「なっちゃんの初恋」に収録されている「ほろほろ花の散る中で」をもう一度読みたくて購入。

    エニシダの花の鮮やかな黄色とキラキラした雨粒の印象ばかりが記憶に残っていて、ストーリーはほとんど忘れていたのですが、読み返してみて思い出したことがありました。
    当時、陸奥A子・田渕由美子・篠崎まこと先生と共に『りぼん』の乙女チック路線を担っていた太刀掛先生ですが、今思えば作品の設定は結構シリアスなものが多かったなあ、ということ。
    表題作の「なっちゃんの初恋」(こちらも大好きな作品でした)もですが、登場人物が抱えている事情は決して軽くはなく、それぞれの想いはせつない。

    ファッションや持ち物、愛らしいヒロイン等々、1970年代のカワイイがたくさん詰め込まれている一方で、そういう繊細な心の動きもしっかり描かれ、なおかつ読後感はどこまでも優しい。
    それが太刀掛先生の漫画の魅力だと思います。
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  • 曽祢まさこ短編集 ブローニイ家の悲劇 分冊

    曽祢まさこ

    もう一度、読みたかった作品!
    ネタバレ
    2025年12月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「ブローニイ家の悲劇」は、子どもの頃に大好きだった作品。
    もう一度読みたいと思っていたのですが、シーモアにあるのを見つけて購入しました。
    曽祢まさこ先生というとホラーのイメージが強いですが、この作品にはそういう要素はありません(怖いのが苦手な人でも安心)。
    強いて言えば怖いのは人の心ということでしょうか。災いを恐れるあまり、マリアにすべてを背負わせて遠ざけようとした結果、かえって取り返しのつかない不幸を呼んでしまう…

    初めて読んだ時からウン十年経っても変わらぬ読後感。
    哀しいのに、美しい印象が残るお話でした。
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