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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • CUE

    村上かつら

    キューが入ると世界が変わる
    2015年10月31日
    演劇が持つ独特の世界観を、強烈な個性のある描写で描き出す作品。あっと言う間に3巻まで読み切ってしまい、完結していることが惜しいと思うほど。もっと続きが読みたかった。/役者が役に入り込むことを「CUE(キュー)が入る」というそうですが、その瞬間、自分の知覚する世界がガラリと変わってしまう錯覚ーー本人にとっては現実ーーが、生々しく描かれています。役者の世界とはこういうものなのかな、と感じられて、鳥肌が立ちました。/ただ、一方で人を選ぶ作品でもあります。作品の中で「どうせ演劇なんて 本気で観に来る奴しか来ないんだ」という了三のセリフがありますが、まさにそう、という気持ちです。本気で観に来る奴しか来ない、つまり、人を選ぶ、万人受けはしない。ということ。/それでもやる。お金を稼ぐためじゃなく、食っていくためじゃなく、ただやりたいからやる。その馬鹿ともとれる一直線な情熱が、演劇をやる者達を駆り立てているのでしょうか。/曽田正人氏の作品『昴』にも通じるところがあると思います。
  • はたらく細胞

    清水茜

    「俺たちは自分の仕事をしただけだ」
    2015年8月18日
    人間の体内で人知れずはたらく細胞たちを擬人化した物語。病気にかかったときやケガしたときなど、身体の中で何が起きているのか、面白おかしく、ストーリー仕立てで学べて、知的好奇心も満たせる一粒で二度美味しい?マンガ。
    身体の異常状態が天変地異あるいはハルマゲドンのような過酷な状況として描かれ、壮絶な戦いを繰り広げるバトルマンガでもある(笑)
    細胞たちのコスチュームが仕事内容をよく表現している。
    あと、白血球がいぶし銀でかっこいい。