このレビューはネタバレを含みます▼
陰気でギークなようで不思議と陽気さもある、奇想外なようで王道エンタメのような気持ちよさもある作風が好きで久しぶりに発売日が楽しみなコミックでした
ところどころの描写からなんとなく作者もお好きなんじゃないかと伝わるのですが、少し閉じた個性的な作風なようで、だからこそ誰もに関わる本質に触れているような空気が、他作品だとエヴァみを感じてました
このエピローグにも少し似通っているものを感じます
そして、世界線がかわった?ところでアサちゃんと出会ってもラブコメのように頬を赤らめて見つめる(ひとめぼれ)でもなく、無感情な無表情に受け取れるコマだったことに正直少し共感しました
一般的には幸せを感じるとされてる場面でこそ、なぜか離人感がともなうというか…ポチタの考えはある意味叶わず、転生してパワーちゃんとナユタに再会出来てもあまりデンジは幸せじゃなさそうに見えてしまいます
幸せって結局なに…?と
きっと、もとの世界でお邪魔虫どもを一掃出来ていて、晴れて念願の目的を達成していてもあまり変わらなかったんじゃないかと思います
読み終わって「あぁいい作品に出合えて幸せだ、いい思い出にして明日からも頑張ろう」みたいに思えるエンディングではなかったような気がしますが、決してSFものでも
ないのに「人間とは、幸せとは」みたいな哲学哲学してないにせよ、真摯過ぎるゆえにどうしても安直な落とし所を見出だせないところに、やっぱり好きになってよかった魅力があるように思います(くどいですがこれもエヴァぽいと思うんです)
タツキ先生には、第3部をやるのか新連載かわからないですが、今回のデンジにはあまり見出だせなかったモノが次回では表現されることをつい期待してしまいます
「作品と作者は別」と俗ではよく言いますが、自分は、作品が好きならきっとそれを生み出す人のことも好きなんだと思っています
チェンソーマン第2部おつかれさまでした、ありがとうございます