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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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  • エンブリヲン・ロード

    やまむらはじめ

    俊英やまむらはじめ先生の、傑作冒険浪漫!
    2019年2月8日
    ワンアイデアのSFファンタジー設定の上に、事細やかな人間心理描写を乗っける。
    それが、やまむらはじめ作品の基本構造です。
    この人、昔っからそんな感じの作品ばかりを描き続けています。こういってはナンですが、金太郎飴のように代わり映えがしないです。
    しかし、一旦その味が気に入ってしまえば、もう病み付きになってしまい、夢中になってやまむらはじめ作品を求めてしまう。
    とある種類の人間の心を捕らえて離さない、中毒性のある魅力が、やまむらはじめ作品にはあるのです。

    そんな長期中毒者である私から見て、この『エンブリヲン・ロード』は、現段階でのやまむらはじめ先生の、完全無欠の最高傑作です。

    いかにも意識高い系のSFにありがちなセフィロトだとか何とかいう意味不明の固有名詞の事なんか、放っておいても何の問題も無いです。それらは、感情発露を視覚化するための只のギミックです。
    そんなものより、キャラクターの表情や、感情を普遍的に伝えるセリフに注目しなさい。
    的確な演出のお陰で読者にも手に取るように伝わる、登場人物達の感情が織り成すジェットコースタードラマに酔いしれて、極上の漫画体験が味わえるでしょう。
    基本設定やストーリーがよくわからなくても、登場人物の感情さえ追っかけていれば、もうそれだけで十二分に面白い、読む手が止まらない。
    嗚呼、何もかもが、完璧だ.........。
    当時、『神様ドォルズ』をアニメ化するよりも、こっちの方が先だろう!と、憤慨したものです。

    そんな素晴らしい漫画作品が、こうして電子書籍になり、皆さんに広く伝わりやすくなったことは、全くもって喜ばしいことです。やったネッ☆
  • 桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?

    ぽんとごたんだ

    しっかりしろ、●ネェ~~クゥゥ~~~!
    2018年11月6日
    主人公である超美少女な桐谷さんの声が、何故だか大塚明夫さんの声で再生されてしまう、いろんな意味で倒錯した情熱の溢れる素晴らしい、

    飯テロ漫画です。本当です。
  • セクシー田中さん

    芦原妃名子

    いいオンナのいい踊りは、国の宝
    2018年8月16日
    かつて、日本で最も偉い神様である天照大神を、天岩戸から出てもらうために、女の人にストリップを踊ってもらったのは有名な話です。故に、踊る成人女性(ガキのダンスなんか見る価値無し)を尊敬するのは当然のこと。それがセクシーな女性であればなおのこと。フィクションとはいえ、セクシーな田中さんに悪口を言ったクソヤローのことは、同じ男として大変申し訳なく思っております。なので、代わりに私が謝っておきます。本当に申し訳ございませんでした。
  • 保安官エヴァンスの嘘

    栗山ミヅキ

    サンデーの伝統の、正当かつ最高の継承者
    2018年3月2日
    週刊少年漫画雑誌には、それぞれ特色というものがあります。
    ジャンプは友情努力勝利、マガジンはスポ根とヤンキー、チャンピオンは・・・何でしょうね?とりあえず、今この時代に読んでおくべき漫画が2,3本は確実にあるという強引なまでの安定性しょうか。
    そして、我らがサンデーはギャグとラブコメ!
    なにしろ最初はマガジンで連載されていた天才バカボンを強引に移籍させてしまったくらいですから。何考えてんだよ。
    国民的ヒーローと謂われるとジャンプかマガジンですが、国民的ヒロインはサンデーが有名なのはそういった方向性が有るからでしょう。

    で、このエヴァンスさんですが、外面だけならクールでカッコいいヒーローそのものなんですが、内面はもう完全にギャグでラブコメ脳なイタい奴なんですね。このギャップがいい。しかもそれが漫画のテーマに密接に結びついていて、ブレない。これはすごい物語の構成技術ですよ。
    つまりは、サンデーのギャグラブコメを背負いながらもジャンプマガジンに太刀打ち出来るだけのヒーローの誕生を、今、私達は目撃しているのです。

    おすすめです。

  • お前は俺を殺す気か

    シギサワカヤ

    今の技術なら簡単なハズ
    2017年12月2日
     こういう、どうあがこうと生物的に男が持ってしまうどうしょうもなさ、ダメさ、情けなさ加減をきっちり描いてくれてる漫画って、ホント癒されますよね。昔はこういう漫画描いてくれる女性漫画家さんて、二宮ひかる先生くらいしか居なかったんですが、いやあ、いい時代になったもんです。
     この漫画こそ実写映画化すべきでしょう。今のCG技術なら、女優さんに一人二役で双子を演じさせて、同じ画面内でど突き合いさせたり全裸で抱き合わせたりすることくらい簡単に出来るハズです。現に、トム・ハーディが既にやってます。
     いっそ、母親役も老けメイクで同じ女優さんに演じさせた方が、主人公がより追い詰められていく感が出ていいんじゃないでしょうか。
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  • シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~

    小山鹿梨子/河森正治

    浪花節だよシェリル・ノームの人生は
    2017年10月6日
    いやぁ、いいですねぇ。マクロス関連のコミックの中では一番面白いんじゃないかなぁ。
    何が素晴らしいって、『マクロス』という男の子向けロボットアニメを原作としながらも、あくまで少女漫画として、きちっと仁義きって表現して見せたところでしょうか。
    ガンダム、ボトムズ、マクロス。いまだシリーズが続いている、日本三大ロボットアニメのコミカライズ作品の殆どが、キャラデザさんのやつは別として、殆どが原作の持つ世界観に気を遣うあまり、単なるタチの悪い同人誌レヴェルにとどまっている(サンダーボルトは特にひどい…)のに対し、この漫画は原作の中の少女漫画的な要素をきちんと取捨選択してそれを拡大表現して、あくまで少女漫画という体裁をとりながらもマクロスであることを少しも逸脱せず、むしろ世界観を広げることに見事なまでに成功しているんです。
    これも、ひとえに小山さんの審査眼の確かさゆえでしょう。
    メディアミックスとかいうやつの、見事なまでの理想形なんじゃないですかねぇ。
  • 凪のお暇

    コナリミサト

    シャフトか京アニで、アニメ化希望
    2017年9月10日
    私はアラフォーのオッサンなんですが、以前勤めていた会社の上司のパワハラで鬱病になって会社を辞めた経験があるので、凪ちゃんの身の上には性別を越えたシンパシーを感じます。(ちなみに私はあとでパワハラ上司のことを地方裁判所に訴え出て、結果、相手側に慰謝料百万円支払わせることに成功しました)
    そんな年上男目線でいわせてもらうならば、あの男二人はどちらも凪ちゃんにはふさわしくないですね。
  • オニヒメ

    上山道郎

    サ○ポリスの続編かよ!?
    ネタバレ
    2017年5月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よりにもよって、なぜ今更?と思えなくもないですが、往年の上山道郎ファンとしては、懐かしいアイツ等が登場した二巻ラストは非常に興奮させられました。
    もういっそ電人ファ◯ストも参戦させて、弟に仕事を与えてやってくれ!
    ...って、無理か.........