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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


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ヒストリカルロマンスのシリーズ物2022年6月29日国王の命令で結婚した騎士と女領主。最後は相思相愛になると予想されますがそれまでのプロセスが楽しい。ヒーローの紳士振りと、ヒロインの責任感や判断力、もどかしいと同時にそれぞれの貴族らしい人柄がヒストリカルロマンスの魅力ですね。作者の絵柄が醸し出す雰囲気がどこかとぼけていてユーモアも満点。
本作のヒーローは「花嫁泥棒」のヒロインの弟。なかなか立派な騎士に成長していてドキドキしますね。さらにヒロインの従兄?キアランは「花嫁は謎に満ちて」のヒーローで、その特殊な生い立ちや、運命のお相手との巡り合いが明らかになります。シリーズ物で、キャラクター繋がりで読んでいくと楽しいです。おすすめです。 -
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ヒストリカル・ロマンスの秀作2018年9月2日1421年、イングランドはヘンリー5世の治世。
生涯を反乱鎮圧やフランスとの戦争に明け暮れたヘンリー5世は、前年に
フランス王女キャサリン・オブ・ヴァロワと結婚してフランスとの争いに
区切りをつけ、この年の2月から6月まで王妃を伴ってイングランドに帰国。
(Wikipediaより)
その数ヶ月の期間にこの恋物語の舞台が設定されています。
歴史は苦手なのですが、こうして時代背景を調べていくと面白いものです。
前王への反逆者の汚名を着せられた亡父の名誉を挽回するのを悲願として
乱世を生き抜くヒーローと、出自不明でありながら類まれな知性と美貌と
勇気を兼ね備えたヒロインが出会い、徐々に惹かれあっていくプロセス、
周囲の人々の勇気と誠実と明るさ。読み始めたら止まりません。
イングランドを舞台にした歴史物を得意とする漫画家さんだけあって、
現代人にも判りやすく読みやすく、しかも魅力的に仕上げられています。
わくわくするところで第2巻に続きます。2巻まとめてお薦めです。 -
ヴェネチアの風景2018年8月15日仕事一筋で恋愛経験の乏しいOLが貯金をはたいて旅行に訪れたヴェネチアで、素敵なイタリア男性と出会って恋に落ちる。このプロットは名画「旅情(1955年製作、原題:Summertime)」とそっくりですね。映画史上最高の女優の一人とされるキャサリン・ヘップバーンと、ラテンラヴァーとして右に出る者のない男優ロッサノ・ブラッツィが共演した傑作と比較するのは誠に申し訳ないのですが、本作、情緒的には今一つというところ。しかし、まるで地球が小さくなったかのような現代と、マルコポーロ空港開港前に撮影された映画では、おのずと恋模様も距離感・スピード感が異なってくるのは道理であり、これはこれで楽しめました。なんと言っても大好きな原ちえこ先生が描くヴェネチアの風景は、実写とはまた異なるファンタジー的雰囲気も加わって、ロマンスの舞台として最高です。
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