アンノウン芋さん

一巻序盤は主人公の独り言が多めなのですが、まぁこれが小気味良い感じで書かれており文章がスルスルと入ってきました。
また主人公から溢れ出る小物臭と、急速にチートへ向かって力を付けている様も良いです。この手の物に有りがちな嫌味ったらしさや、無自覚で鼻に付く感じも無いのが素晴らしいです。
中盤以降は徐々に登場人物も増えて来ますが、クセが強めか、味のある人物ばかりなので「この人誰だっけ？」となる事も有りませんでした。
イラストの方もこれだけでお金を払いたくなるレベルですので文句の付けようがないです。
これの書き込み時点でレビューがゼロでしたので、微力ですが応援の為に書かせてもらいました。もっと人目に触れて欲しい作品です。

2,3巻と読み進むにつれてビックリする程つまらなくなります。何の為に有るのか分からない描写が多く、間延びした物語をただ読むだけになります。
キャラクターに関しては、立ち位置がブレブレの主人公と、図々しい所が目立つハーレム要員達ばかりです。
挿絵についても典型的なハンコ絵ですので何のプラスにもならない印象ですね。

読み放題じゃなければ１巻で切っていました。
まず主人公が凡庸過ぎます。優れた知性や体力はもちろん、現代日本のチート知識も殆ど持ち合わせていません。
ならば尊敬出来る人格かカリスマが有るのかというと、それも皆無です。
なので敵の策に面白い程嵌ります。対してこちらの策は「そんなん通用しないだろw」というレベルの物です。
それでも中盤から盛り上がるのかと読み進めましたが、その様子も有りません。(なんなら悪化します)
結論、余程暇なら読むのも良いでしょうが人にオススメしたら引かれるレベルかと思います。

6巻でギブアップ。
主人公が最終的にどうしたいのかが全く分からなくなり、読んでいて常にストレスを感じました。
他の登場人物達も常にウジウジと悩んでいて、全く感情移入出来ませんでした。
セールで10巻以上買いましたが、この先は多分読まないと思います。

セール中に一巻だけ購入しました。
結論から言うと２章に入ったところで限界でした。
キャラの魅力を全く感じない、言い回しが気持ち悪い、描写やキャラの動きに違和感か不快感しか感じない。
ラノベは数百タイトルは読んでいますが、これ程早く見限ったのは初めてかもしれません。