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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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すごい!2024年5月18日中華っぽい世界観の為、こういうのはな…色々な意味で内容が難しかったらどうしようかな…と引き腰になりつつも、笠井先生の素敵なジャケットに抗えず、立ち読みした所めちゃくちゃ好感触だった為購入。結果、大満足でした!こんなに作り込まれていて、内容もたっぷりなのに、構成が素晴らしくて一言一句飛ばさずに読み終えたBLノベルは久々です。えっちシーンは少ない為メインではありませんが、決しておまけにしてる感じではありません。物語重視。でもそうして書き上げるのがどれだけ難しいことか。
冒頭で書いた懸念点のうちの一つに(むしろこれが自分の中でかなりでかい)、この手の世界観だと、人物、地名が漢字表記の為「…この人(場所)の名前なんて読むんだっけ…」問題が発生するのですが(るび探しが面倒)、序盤怪しかったものの、中盤あたりから急にるびが振られるようになり、快適に読み終えることが出来ました。何故初出の時にるび振りされずに途中から…!?となる部分はありましたが…笑
そんなことはさて置き、一気読みするくらい楽しませていただきました。笠井先生の美しいイラストとも、とってもマッチしている物語だと思います。 -
心地いい2024年5月18日文体やセリフ回しがとても綺麗、かつ軽快です。場面によって経過や詳細がすっきりカットされる箇所が挟まる為総文量は多くありませんが、そのおかげでテンポ良く、良い意味でまさにライトな、でもみゅっと詰まってるノベルという感覚。
焦点がほとんど主人公の2人に当てられているので省かれるシーンがあっても妄想が働くし彼らを愛しやすい。えっちシーンも、うーんファンタジーだなー…な、よくあるBLえっちではなく(それも嫌いではないですが)、かなりリアル寄りな描かれ方をされていて好感がもてるし、それ故に、…えっちだな…!となりました笑
名前と設定くらいしか出てこない人物含め、ちょこっと出てくるサブキャラ達も逆に存在感があるというか。
私は、アニメっぽいセリフの掛け合いばかりだったり、〜した。〜する。が謎に続く文章構成だったり、描写じゃなくて長々とした説明が急に入るBLノベルが苦手なのですが、同じタイプの方が居ましたらぜひオススメしたい作品です。