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今月(7月1日~7月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 氷雪の王子と神の心臓

    尾上与一/yoco

    花降るシリーズスピンオフにして3作超え
    2025年2月10日
    「花降る」の中で、アイデースが大陸の盟約を破ってロシェレディアを攫って皇妃にした、とさらっと表現されていた裏にこんな物語が隠されていたなんて。ロシェ10歳、イスハン14歳の出会いからロシェがアイデースに輿入れするまでが特に素晴らしく、読む手が止まらなかった。ただひと時出会ってすれ違っていくだけだったはずの2人が、一緒に生きる運命が訪れた瞬間を逃さず掴んだ、その若さ故の無謀さ潔さが美しかった。後宮のくだりはラノベに不要という見方も勿論あるが、ロシェが皇妃であることにどこからも文句を言わせないための必要悪だったのでは?途中前半の疾走感がやや途切れた感はあるものの、yoco先生の挿絵も世界観にぴったりで本当に美しかった。「花降る」シリーズ3作大好きだが、個人的にこちらはそれ以上かなと思う。ロシェが身体を失う話があっても読むのが辛いので、リディルたちと協力して身体を取り戻すお話を是非読みたい。
  • 新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール

    ヤマシタトモコ

    さすがです。
    2021年2月13日
    ほぼ作者さん買いですが、やっぱり上手いなぁと思わず唸っちゃいます。どのお話もみんないいのですが、特に表題作は上質なショートムービーといった感じ。短編集ですが読み応え充分です。
  • ラブコンクエスト 【電子限定特典付き】

    風呂前有

    楽しい
    2021年1月28日
    航くんが困難にもめげずにものすごくポジティブでかわいいし、シェアハウスなんでいろんな男の子が出てきますが、それも楽しかったです。ユウトに関する事態?の解決がちょっと早足でしたが、それを詳しくやると1巻で収まらないし、作家さんが描きたかったのはそこじゃないんだろうなぁと。初めての作家さんでしたけど、他の作品も読みたいと思いました。
  • 絶頂社長ナオちゃん【電子限定描き下ろし付き】【コミックス版】

    もぐのさしみ

    オススメです。
    2020年12月20日
    表紙だけ見るとギャグ漫画みたいですが、お話もとても良かったです。ぶっ飛んでるけど真っ直ぐで一途で努力家で健気なナオちゃんは可愛くて応援せずにはいられなくなるし、敦史もヒモだけどナオちゃんになくてはならないヒモ以上の存在で、2人にはどうしても幸せでいてもらいたくたります。脇のキャラも最初の印象と違って悪い人じゃなくなるのは、読者もナオちゃん目線で人を見るようになるからじゃないかなと。2人が出会った頃のお話は思いの外シリアスでタイトルを忘れてしまいますが、緩急のつけ方が絶妙で笑いだけじゃない作品の厚みを感じました。
  • ばらの森にいた頃

    雲田はるこ

    秀逸な短編集
    2020年11月9日
    表題作、読後に気付いてみればちゃんと過去形になってますね。数百年ぶりに人間に転生できて、2人が蜜月の幸せを過ごした頃。パンパネラとして一緒に永遠の命を全うできたら良かったのになぁ。甘くて切ないお話でした。
    2話目の「モンテカルロ」、導入部の映画のくだりが映画「ブエノスアイレス」撮影時の実際の話とそっくりだったのは偶然なんでしょうか?歳の差CPが良かったです。
    最後の「Be here」、最初は能面みたいに無表情な後輩くんが、うっとりと幸せそうな表情に変わってくのが最高に可愛いです。用意周到だったんですね〜wwwオチも素晴らしいです。
    どれも続きが読みたいような、それでいてもう完璧な完成形なのでこのままでいいような…秀逸な短編集でした。
  • やさしいあなた…

    西田ヒガシ

    続編希望します。
    2020年10月5日
    相手と一緒にいる時だけ、こうありたいと願う自分でいられる…そんな2人の大人な恋のお話。胸を張って水田の恋人でありたいからこそ目の前の問題から逃げなかった春本、そんな春本を見て水田もまた自分から逃げるのをやめる。かっこいい2人に痺れました。
  • 500年の営み

    山中ヒコ

    BLを超えた愛のお話
    2020年7月29日
    どこに着地するんだろうと思いながら読んで、最後の最後、ヒカルの言葉に思わず泣けてきました。本当にただそうだったらいいのになぁと思ってるだけのような、悲壮感もない穏やかな表情で言ったヒカルが、寅には二度と会えないとわかっていて250年も孤独に生きてきたのかと思ったら、本編の終わり方に救いがあって本当に良かった!!としみじみ思いました。
    アンドロイドというと人間の時間軸を遥かに超えたお話になるものなのかもしれませんが、2人の愛のお話であり、また大きな愛のお話でもありました。
    この後はどうか寅がうまく体をメンテして、少しでも永く2人で幸せに暮らせますようにと願わずにいられません。
  • ワンルームエンジェル

    はらだ

    もらい泣き
    ネタバレ
    2020年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さん書いていますが、BLの枠に収まらない、大きな愛のお話。最初、幸紀のビジュアルにビビりましたが、天使の可愛さで帳消しに。これはどういう結末になるんだろうと思いながら読み進めて、天使がいなくなった部屋で落ちた羽根を見つけて泣く幸紀にもらい泣きでした。
    与え合えたと思えたことで、幸紀も自分を肯定することができたラストも素晴らしかったんですが、書き下ろしの「であい」がまた最高でした。
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  • He Came, After You Left In These Words外伝【イラスト入り】

    Guilt|Pleasure

    若くて可愛い
    ネタバレ
    2020年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編より7年前、NYPD勤務時代のお話で、克哉が同僚刑事でひと回り年上のデビッドに口説き落とされるまでが描かれてます。克哉の背景を知る意味でもいいお話だと思います。
    2人のその後が気になりますが、この後のお話に当たる「EQUILIBRIUM」がまた予想外の展開。「In These Words」といい、「EQUILIBRIUM」といい、克哉には恋愛でも精神的、肉体的な苦痛がついてまわりますが、このお話でもデビッドとの行為の最中に「痛いけど痛くない」といった矛盾した感覚を覚えていることからも、克哉には苦痛は単なる苦痛ではなく、それが伏線の一つなのかなぁと?なので、できれば「EQUILIBRIUM」と併せて読むことをお勧めします。なかなか読みやすいとは言えませんが
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