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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 押し入れ

    山岸凉子

    山岸ワールドへようこそ
    2021年12月24日
    久しぶりに山岸凉子の作品が読みたくなり購入。
    全盛期の頃の作品と比べたら勢いは劣るものの、物語に引き込む力や独特の世界観は健在だった。
    この作者は「メディア」のような歪んだ親子関係を描かせたら天下一品ですね。
    心霊現象よりも、個人的にはこういう作品をもっと読みたい。
  • 九条の大罪

    真鍋昌平

    彼は本当に悪徳なのか?
    2021年6月5日
    ウシジマくんほどの派手さや奇抜さはないものの、こちらの方が身近なテーマでより興味深い。誰もが加害者にも被害者にもなり得る時代。裁判では弁護士の技量によって人生が変わることもある。半グレ・壬生のお抱え弁護士の九条が主人公だが、罪の意識のない加害者(依頼人)を守ることだけを考えているので、世間からは悪徳弁護士のレッテルを貼られている。「私は道徳と法律を別に考えている」という台詞が九条の人となりを表している。単なる悪の味方というわけではないというか、筋が通っているので嫌悪感はあまりない。時折ふと寂しげな表情を見せるあたり、ウシジマくんよりは人間味があると思う。特に介護問題は高齢化社会の日本では避けて通れないので、面白いんだけど他人事とは思えず気分が重くなる。子供や年寄りが理不尽な目に遭っている姿を見るのは辛い。その点、イソ弁の烏丸との会話には少しホッとする。何やら、いつか対立しそうな伏線を張られた気がしなくもないが……。
  • ひばりの朝

    ヤマシタトモコ

    とある不幸な少女のお話
    2020年11月23日
    中学生のひばりが大人びた容姿を武器に周りの大人たちを翻弄する話かと思ったら全然違って、ただただ可哀想なだけでした。出てくるのは偽善者ばかりというか、悪い人ではないんだけど……という人ばかり。基本的には他人に対して無関心なくせに、気まぐれで中途半端におせっかいを焼こうとする。個人的には、ひばりの同級生の男子が中途半端な優しさと正義感で、何だかなぁという印象。中途半端な優しさは残酷です。周りの助け(支え)なしに大人になるのは難しいことだと思う。何か一つでも救いになるものがあれば……。登場人物の心理描写がリアルで、そこには誰しもが持っている善意と悪意も描かれている。人間の性のようなものを見せつけられ、少し気分が落ち込んだ。
  • きのう何食べた?

    よしながふみ

    ほのぼのとした日常生活
    2019年9月22日
    まだ6巻までしか読んでいませんが、ゲイカップルのほのぼのとした日常風景が綴られており、読むたびに微笑ましい気持ちになります。ストーリー的には料理メインといった印象ですが、主人公のシロさんと相方のケンジのやりとりが可愛くて癒やされます(笑)ゲイカップルならではの悩みや葛藤は描かれているものの、重苦しい展開にはならないし、不快になるほど嫌なキャラが一人も出てこないのも良いですね。この漫画は料理ももちろん美味しそうでタメになるのですが、何と言ってもクールで男前なシロさんと、明るくマイペースなケンジの二人の魅力に尽きると思います♪
  • 囀る鳥は羽ばたかない

    ヨネダコウ

    どうか幸せな結末を。
    2019年5月27日
    あらすじと高評価に惹かれ、4巻まで読みました。
    主要人物のキャラクターがきちんと立っていて感情移入できるし、シリアスで先が読めないストーリーに毎回ドキドキさせられます。
    私が一番好きなキャラはもちろん主人公の矢代だけど、百目鬼も矢代に引けをとらないくらい魅力的。
    この2人には絶対に幸せになってほしい!と心から願います。
    エロ目的で読み始めたのに、まさかこんなに胸キュンさせられるとは……。
    心理描写とHな描写が上手い作者さんですね。
    シリアスとエロの絶妙なバランスが読んでて心地いい。
    しかし、美しすぎるっていうのも罪だよなぁ。。