このレビューはネタバレを含みます▼
全てがめちゃくちゃいい。主人公たちが専攻してるのが哲学というのがまず良い。テキトーで女好きだけど実は優秀でちゃんと哲学を愛しているという宝の持ち腐れ系先輩とこちらも優秀な正統派な真面目無愛想後輩の関係がまず良い。真面目な後輩が惹かれるところが普段遊び人なチャラい方の先輩じゃなくて、先輩の書いたレジュメだったり論文だったりするところがいい!!!!無愛想な後輩が素直になった破壊力すごいし、二人の恋愛は学問的にもお互いを成長させてくれるような気がして未来がとっても見たくなりました…ただの恋愛じゃなくて哲学に対する二人の向き合い方とか考え方が描かれてるのも素敵だなと。巻末にある哲学書をひとつずつ読んでいきたいと思います。