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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • カラーレシピ

    はらだ

    おもしろかった!!!怖シーンちょい説明↓
    ネタバレ
    2026年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ハッピークソライフではらだ先生の作品を読んで、その後「にぃちゃん」を読んで雰囲気の差に驚いてから、こちらの作品も読みました。レビューで結構怖いと見て身構えて読んだからか、個人的には、怖い展開あったけど読める感じで「怖すぎて本閉じる」事はなかったです。(自分みたいに「にぃちゃん」読んだことある方は読めるレベルだと思います。)

    怖いの種類について、心霊とかとは違う攻め起因の企みの不吉さと、受けの拘束&精神的苦痛の展開はありますが、グロはないのでご安心を。あと、下巻で1番キツいのは、攻めが受けに全身拘束されての性的ごうもんみたいな事を受けるシーンだと思うんですが、あくまで数ページで終わって攻めが(ほんの少し)心変わりしてくれるので、その難所を乗り越えれば大丈夫です笑。

    ちなみに個人的に1番ぞっとしたのは、上巻の、受けのストーカー行為被害で、ドアノブに精子かけられてる結構気持ち悪くなっちゃうシーンがあるんですが、流石に「ヒェッ」って一瞬息止まりました。なんかこう、それまでは日常やなぁと安心して読めてたのに、急にぞぞぞぞっとするシーンでバッと展開変えてくるのが、「はらだ先生凄ぇ〜〜〜!!急に来ますやん心臓の準備させてください笑」ってなりました。個人的に最恐シーンです笑。

    以下、怖いシーン以外の話。↓
    キャラや展開も好きです!キャラクターの性格が各々すごくしっかり立ってるというのか、いろんな面が集まって各キャラが人間性が構成されてる感が個人的にすごく好きやなぁと思いました。特に攻めと受けの人間としての立体感(?言葉にするの難しい笑)。笑吉君は、真面目で仕事熱心で人間的にも真っ直ぐで、でも話すの苦手だから勘違いされやすい。福介君は笑顔&トーク上手で接客できる完璧マンに見えるのに本当は何にも興味持てなくて執着が制御できない。福介君の過去語りで言ってた「何にも興味を持てない」が彼の本心なら、人に笑顔の仮面をつけないと社会に馴染めない福介君にとって、不器用でも真っ直ぐ在れる笑吉君に執着するのは「なるほど」と思いました。

    下巻の後半は特に、福介君の「これが駄目なら次の手を、さらに駄目ならその次を」な変身に感嘆してましたが、特に最後のセリフが!!うわぁぁ伏線回収(!!?)凄ぇぇぇなんて綺麗な締めくくり方や...!!!と鳥肌立ちました笑。福介君最恐すぎる笑。 読めてよかった!!
  • 何でもいいから消えてくれ

    ひなこ

    こんな執着初めてです、、、!!
    ネタバレ
    2025年10月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 若干攻めがヤバい系が好きなんですが、ここまで自然に怪しく、ヤバいやつは見たことなかったです笑。にこにこしてるし一見普通に見えるけど、どこか異常さの見え隠れする攻め。攻めの鴫原(しぎはら)が、別に無理やり最後までとかはしないけど常に危ない空気を纏って受けの陸に執拗についてくる感じがすっっごいぞくぞくします笑。

    出逢った頃や付き合い始めた頃は普通に好意的に映っていたけど、だんだんと顔を出す鴫原のおかしな部分、その表現がすごく上手くて、まるでドミノがゆっくり一本一本倒れていくような、守っていたはずの領域を少しずつ侵してくる感じがもう、展開上手すぎるなぁと....。鴫原の陸への執着に比例するかのように、読んでいたら気付けばのめり込んでしまってました笑

    鴫原の、陸への執着と脅迫と愛しさ、彼なりの一途さ(執着という意味での一途さ)に、ぞっとするのに絆されていく陸に共感してしまいます。
    当時は何も知らなかったとはいえ、心酔するくらい好きになってしまったことのある相手にそんなことされ続けたら、受け入れ難いのに喜んでしまうのも、自分がその立場だったらそうなりそうで共感がヤバい....笑。

    針を刺し合っているかのような空気感の攻めと受けの攻防戦、「現実にこういう奴いそう」...って感じにリアルなぞっとする攻め、憎いのに絆されてしまう受け、等に出逢いたい方にオススメです!!
    個人的には何度も見返したいくらい好きになってしまいました....笑
  • 遥か遠き家

    八田てき

    一気読みからの、号泣、、、!!!!
    ネタバレ
    2025年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みから続きが気になりすぎて購入し、その日の夜に最後まで一気読みしました...。試し読みの段階から美しくもどこか闇を感じさせる雰囲気は感じていましたが、読んでみると予想以上に切なく美しい物語でした...。最後は号泣必死です。加えて、八田てき先生のどこまでも繊細で美しい絵が、物語の儚さ美しさを更に跳ね上げていて、物語の世界に惹き込まれました。
     主な登場人物は2人。狂気的なほど信仰に囚われた家で、生まれながらの病気を理由に毎夜祈りと懺悔を強いられて育った少年アラン。暴力と酒・ドラッグに溺れた家庭から逃げ出し、居場所を求めて各地を放浪し続ける少年ヘイデン。家に捕らわれて逃げ場の無いアランは、偶然に出逢ったヘイデンに、街から連れ出されます。アランにとっての救いであり、何度読み返しても個人的に大好きなシーンです。
     その後、捜索願を出されたアランが見つからないよう、2人は転々と各地の移動を続けますが、とある街の滞在中にある事件が起こります。2人は意図せず「人を轢く」という罪を犯してしまうのです。自首も考えますが、ここで捕まってしまえばアランは親の元で檻のような日々へと逆戻り。ただ「一緒にいたい」だけなのに、逃亡を続ける中で罪が重みを増し追い詰められていく様子が痛々しいです。
     加えて単なる逃亡劇かと思いきや、それに並行して、精神的なすれ違いと葛藤が繊細に描かれており、それが物語の展開をより凄惨な方へと加速させていきます。確実に似た境遇を持ち、互いの感情を理解し合える2人なのに、信仰というたった1点の違いで、2人の「観る世界」は重なりません。神に縛られてきたにも関わらず、幼い頃から神しか縋るアテが無かったアランは、無意識に神からの赦しを求めてしまう。しかしヘイデンは、アランが神と決別しない限り彼自身が過去の呪縛から自由になれないと察しています。彼はそんなアランの心を解放してあげたいと思うも、アランにその想いは届かず...。このどうにもならない理解り合えなさも、読んでいてしんどくなるほど切なかったです。
     ダークな世界観の作品ですが、不穏な雰囲気を途中で忘れてしまうような、互いを想い合っているシーンが印象的でした。互いに酷い家庭環境に苦しめられてきたからこそ、どこかに居場所を求める放浪への共感と、「相手のそんな居場所に自分がなれたら」と祈る2人の想いに、涙腺崩壊です..。